話した矢先に‼️...明日何が起きるかわからないから今日を大切に!
札幌から高校時代からの親友がやって来た。
息子さんが東京で就職し、ひとり暮らしをしているので、どんな暮らしをしているのかと見に来て、その翌日から二泊三日、私もホテルに泊まり、彼女をアテンドした。
アテンドの様子はまた別な記事に書こうと思う。
彼女は何度か東京に来ている。私の自宅にも家族で泊まったこともある。
お互いに子供達から手が離れて単独で来たのは2回〜3回目かな。
彼女は単純に旅行を楽しむタイプでは無いので、何かしらの用事を絡めて来る。
彼女はずっと看護師で働いて来た。3年ほど前に雪道で転倒して手首を骨折して初めて重症な骨粗しょう症がわかった。それがキッカケで体調を崩して昔から持ってる回転性めまいも再発症し、仕事を辞めざるをえなくて辞めた。
その頃から時々、ビデオ電話で話した。。
私が1番辛いとき、看護師として、親友として
毎日のように電話で話しを聞いてくれた。
次男の怪我の内容。容態。医師からの説明で私なりに理解した内容がそれで正しいのかどうか、など、私達はどちらかと言うと感情的じゃなく、知識として次男の状況が医学的にどうなのか、、を
話して、聞いてくれ、意見を言ってくれた。
それが私にとって、とても支えになった。
だから彼女の体調が落ちて精神的にも崩れていたあの時は、私なりの経験からの、自分を客観的に見ることや、人からどう思われるかより、まずは自分で自分の心の声をちゃんと聞く事。
など、、、とにかく、精神的に落ちていかない方法を私は話した。
今回、久しぶりに会って、彼女は
" あの時の言葉で、本当に救われた"
と言ってくれた。
二泊三日の最終日に、もう1人合流した。
高校の時の吹奏楽部で現在都内在住の男子だ。
(同じ歳だからおじさん、おじいさんw)
彼は、若い時は肌が綺麗な、ちょっとイケメンだったが、ずっと独身で、ひとり暮らし。
6年くらい前に少し体調を崩して仕事も辞めて蓄えで暮らしているが、そろそろ底を付くらしく、節約生活をしているらしい。
と言うか、家族を持った事が無いからか、精神年齢が高校生の頃とあまり変わらない。。
(何年かおきに、たまにご飯を食べたりはしているが、幼馴染みみたいなものだから、気を使わないからラクなのだが)
今後の人生設計もあまりなく、せっかく時間があるのに、何かに打ち込んでる風も無く、いったい毎日何をして過ごしているのかが謎だ。
それでいて長生きしたいらしく健康診断は行くらしい。。。
仕事もせず、打ち込んでいる趣味も無く、お金も無く、ただただ毎日をやり過ごしているのか、、?
だから話していても、人間的魅力を感じない。
今回も、白髪頭が伸び放題で、パサパサに跳ねていて、、、、私達に会う日はわかっていたのだから、
せめてそれキッカケで床屋くらい行ってから来て欲しかった。
" 床屋、、行ったほうがいいよー"
" 明日何が起きるかわからないから、動けるうちに
したい事をしているの私。"
冗談混じりに私はそんな事を話したっけ。
その2日後に!!
3人でランチして、彼女は羽田空港へ。
私は自宅へ。
彼は少しぶらぶらしてから帰る。
と、別れた。
彼女は札幌の自宅に帰った。
その2日後だ。
彼女からLINEが来た。
" 旦那が、脳出血で倒れて入院しました。手術は出来ない場所なので、後遺症もかなりありそうで時間かかりそうです。今日は待つのが仕事だった。しばらくは私も病院に通うことになりそう"
ビックリした!
旦那さんも同じ高校の吹奏楽部の先輩で、私の姉の同期でもあり、良く知ってる。
自衛官退職後、介護施設で働いている。夜勤もしていた。65才。
まさか、彼女の旦那さんが倒れるとは。。
まさに
明日何が起きるかわからない。とはこの事だ。
私も人ごとじゃない。。
血管系は、命が助かっても後遺症が残るから、ひとり暮らしの私は、1番避けたい。。
彼女の旦那さんは、真面目に働いて来て、子供もなんとか自立して、還暦で退職後、別な仕事をして、元気なうちはずっと働くつもりだったのだろう。
奥さん(私の親友)の方が先に身体を壊して仕事を辞めたから、多くは無い年金の事を考えると働く事が当たり前だったのだろう。
聞けば退職金もそれほどでは無かったらしい。
(先生って退職金多いんだね。と、彼女が言ったことがあった。私の父は最後は校長だったし、私は銀行員だったりしたから、退職金は皆その位が普通だと思っているし、メーカーの大企業の部長クラス以上はもっと多いのも仕事柄知っている)
真面目に一生懸命に仕事をしてきても、老後の生活は不安な世の中。
還暦過ぎて夜勤をし、他人の介護をする。。
そして病気になり、不自由な身体になる。。
人って何のために生きているのだろうか。
彼女の旦那さんは、毎晩お酒を飲んでいたそうだ。。
ストレスだったのかな。
夜勤で、生活時間が乱れて眠れない日もあったのかな。。
彼女は離れたところにいる母親の面倒も見始めていた。ひとりで外出が出来ないほどになった母親を施設へ入れる為の色々な準備、手続きをしているところだ。会った時にその詳細を話す彼女に、私が言ったのは、
" お母さんの事は、そのまま自分にも起こることだから、今のうちに自分達のこれからの事も考えた方が良いよ。"
と言った。
私は父親を自分が45歳の頃に見送り、
母親はその後程なくグループホームに入り、
旦那も介護し看取り。。
母親は今もグループホームにいるが、看取りまでしてくれるところなので、ひとり暮らしでは無いから安心だ。
つまり私は既にもう色々整えてある。
だから自分の事を考えている。。
今、私が家の中で倒れたら、、、、、誰にも気付いてもらえない。。
一応 Apple Watchを身につけていて、緊急連絡先は近くに住んでいる長男にしてある。。。
そんな事を考えている私にとっては、まだ親の事しか考えていない彼女の言動に少し危機感を覚えていた。
動けなくなってからでは遅いのだ、自分の事はある程度考えて準備をしておかなくては。。
子供達が困らないように、意思を伝えておくなり
エンディングノートを書くなり...
今元気でも、明日どうなるかはわからないのだから。。。