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保育園

今、オミクロン株が拡大し、子どもにも感染が広がり、保育園が相次ぎ休園となって、働く親たちが困っているという。

そこで、考えさせられることは、保育園のあり方だ。
 
私が、保育園で働いていたころから、不思議に思っていたことがある。

それは、子どもが預けられる時間が長いということだ。
勤務する先生より長く保育園に預けられている。

これは、子どもにとって良いことなのだろうか?

もちろん、先生たちは良い環境で保育をするということを念頭に置いている。
しかし、私たち大人でも1日中週5日、家以外の場所で過ごすというのは、かなりのストレスになるのではないか?

それが、幼き子どもだともっと心身に負担をかけているのではないかと思う。

働かないと生活が出来ないから、いた仕方ないというのも分かる。

だが、保育園というのが、もはや子どものためのものではなく、働く親のためのものになっているのが、何かムズムズしてしまう。

熱があるから迎えに来てほしいと連絡しても、仕事で行けないと断られたりする。

命より仕事を優先せざる負えない社会。
何か腑に落ちない。

乳幼児が狭い空間で、ひしめき合って生活をしているのである。
当然、事故が起きてもおかしくない状態で。

今回みたいにコロナの影響で、免疫力の弱い子どもに被害が及ぶことにもなる。

これは、働く親が大変だからといって、大人優先に考え、待機児童解消、保育料無料など目先のことばかりで、子どもの目線で考えないことが、今回のことになったのではないかと思わざる負えない。

「3歳神話」というのがある。
3歳までは、親の元で育てた方が良いという古い価値観。
そうとは言わない。

だが、子どものためというより、親、大人のためばかりになっている気がして、しょうがない。

もう少し、大人優先ではなく子ども優先で考えられないのかと思う。

今の保育園の状態では、遅かれ早かれ休園が相次いだり、淘汰していく保育園が次々に出てくる。
ぎりぎり保っていても質の良い保育が出来ないし、優秀な保育士は去っていく。

子どもが安心して過ごせて、保育士が心地よく働ける保育園作りを望んでいる。

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