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建築家の子育て記 007

 緊急事態宣言が開けて、保育園の登園自粛も終わり。久しぶりにいく保育園はやはり楽しいみたいで、娘も元気いっぱい。久しぶりに娘のいない環境での仕事。静かだ。静かすぎる。なんだこれ、すごい仕事が捗る。すごい仕事が進む。保育園のありがたみが、骨身に染みます。

 保育園が再開されて2日しか経っていないのに、もはや、登園自粛期間が懐かしく感じてしまう。

 もちろん、下の娘は引き続き家にいるけれど、本当によく寝てくれるので、仕事のペースが乱れない。一度、おむつを変えて、ミルクを飲んで、うとうとしだすと、そこから5時間くらいずっと寝てる。

 上の娘も本当によく寝る子だったので、こういうところは姉妹そっくり。

 顔もそっくり。

 そんなそっくり姉妹でも、やっぱり成長するにしたがって、あ、ここは上の子とは違うな、と思うことが増えてくる。

 一番初めに思ったのは「うんち砲」

 乳児のうんちはなぜ、あそこまで飛ぶのか。

 子育てあるあるのひとつであり、多くの親たちがその洗礼を一身に浴びて心を砕かれている「うんち砲」

 とくに深夜の暗闇の中、眠気で幾分ぼーっとしていながらのおむつ替えのときに、この無慈悲な砲弾を受けた時の絶望感たるや。

 実は上の娘はまったく飛ばさなかったのです。

 なので、うんちが飛んできて服やら寝具やら家具やらが黄色に染まるなんてことは、ふーん、そんなこともあるんだねー。くらいの軽いのりでおりました。

 ところがどっこい。下の娘は飛ばす、飛ばす。

 ブフーフーーーーー!!!

 という音と共に、黄色の洗礼を初めて受けたときは思わず、出したことのないような声で悲鳴をあげました。

 だいたい3回くらい「うんち砲」の洗礼を受けますと、こちらもだんだんに知恵がついてきて「うんちガード」とか「うんちカバー」とかうんち砲の威力を無力化する技を会得していきます。

 うんちと私の仁義なき戦い。

 これ、いつ頃まで続くのかなー。

 

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秋山怜史
読んでくださりありがとうございました。 いただいたサポートは全て『特定非営利活動法人全国ひとり親居住支援機構』の運営資金にまわり、母子家庭の居住支援を広めていくための活動に活用させていただきます。