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メンブリージョって言いたいのでメンブリージョ作ってみました。

クアレンテーナ(強制隔離)が始まってから知り、毎週購入しているオーガニック野菜の袋売ですが、中身が決まっているので季節のものだったり普段使い慣れないものが入っていることもあります。

レモンはこれまで、特に用がなければ買うことがありませんでしたが、この野菜袋には毎回入っているので、普段なんとなく使うことにも慣れてきました。

料理の下味、塩レモン、オイルに漬けたり、ドレッシングにしたりとうまく消費できています。

ちょっとまだ持て余しているのが、大きなかぼちゃ。

毎回 何かしらの種類のかぼちゃが入っているのですが、日本のとは違うので煮物には水っぽく、ポタージュもちょっと飽きてしまい、まだドンと消費できる調理方法に出会っていません。

今週は日本のかぼちゃのような緑色のかぼちゃが入っていたけれど、どうしようかなあ。

さて、本題。今回初めての果物が入っていました。
八百屋では何度も見たことあるmembrillo メンブリージョです。

「membrillo receta (メンブリージョ レシピ)」
で検索して知ったのですが、正式にはmarmelo マルメロという果物で、メンブリージョというのは、マルメロから作るゼリーのことでした。
でもこの辺ではメンブリージョで果物自体を指しているようです。

よくチーズコーナーで、見かけるのはこれだったのか!!見た目は完全に柿羊羹なくせに。

↑ メンブリージョの缶詰め。周りのボトルと比較すれば分かりますが、すごく大きいです。切り分けたものも売っています。

なんとなくおばあちゃんのおやつみたいな印象で、てっきり極甘と思い込み、買おうと思ったこともなかったけれど、チーズと合わせて食べるとマリアージュがトレビアンでワインが進むんだそうです。

酒の共となれば話は違う。作ってみましょう、メンブリージョ。

無農薬メンブリージョ。柿も写った。

皮ごと切って煮ます。砂糖振ってしばらく置いてから火にかけました。あまり水は出てこなかった。
切るのも大変なくらい硬い。密度がすごい。
ほのかな香りがします。いい香り。

くったりしてきたので潰してザルで濾しました。
本当はミキサーにかけるようですが、ないので今回はざっくり。まだキッチン用品も不揃い。

皮もそのまま入れるのは、マーマレードと同じようにペクチンで固まらせるため。

そもそも、スペイン語ではジャム全般をmermeladaメルメラーダと言い、マーマレードと同じ語源なんだろうと思っていましたが、marmeloはほぼmermeladaなので、ジャムの元祖はmarmeloなのかなと思いました。

煮ている途中からも、うちのくだもの大好き二女のつまみ食いにあい、大分減ってしまいましたが、ジャムにする分と、メンブリージョにする分を分けました。

1日冷蔵庫で冷やしました。

マルメロのペクチン不足かわたしの作り方が悪かったのか、固まらずジャム状。

色も思ったような赤になりませんでした。

でも美味しかったから良し!チーズの塩気と控えめな香りと甘みが確かにマリアージュ。

マルメロは西洋花梨というそうで、日本のカリンでもメンブリージョできるのかな?

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あきうみ
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