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「ただ空高く舞え」初見ネタバレ有り感想
はじめに
2024年1月6日より順次全国公開の「ただ空高く舞え」を、新宿のK'sシネマさんで見てきました。
昨年のIDE(インド大映画祭)で上映された映画の一つで、当時はスケジュールが合わず残念ながら見られなかったのですが、全国での上映が決まり、無事見ることが叶いました。
「ただ空高く舞え/ヴィクラムとヴェーダ」のパンフレット全24pが出来ました.特製ポストカード付.パンフ収入=弊同好会への寄付であり,今後の弊活動を支えて下さる一助となります.各劇場にてお求め下されば嬉しゅうございます.どうぞよろしくお願い申し上げます.#ただ空高く舞え #ヴィクラムとヴェーダ pic.twitter.com/vgBFhlszO8
— 映画「ただ空高く舞え」公式 (@tadasoramovie) January 5, 2024
主演は、ジャイ・ビームでチャンドラ役で自分は出会ったスーリヤさん。ヒロインはムリダンガムのヒロイン役のアパルナーさん。
<ストーリー>
『志と希望を翼に載せろ!1ルピーで空を飛ばせてみせる!』
意見の相違から疎遠になっていた故郷の父を見舞う為に富裕層の乗り物である飛行機に乗ろうとした空軍士官ネドゥマーラン(スーリヤ)。
しかしエコノミー席が満席で搭乗できず、数日かけ陸路にて帰郷したが、残念な事に父の死に目どころか、父の葬儀にさえ間に合わなかった。それを機に空軍時代の同期生セビー(ヴィヴェーク・プラサンナ)とチェ(クリシュナクマール・バラスブラマニアン)の3人でインド初の格安航空会社「デカン航空」を創ろうとする。
計画が軌道に乗り始め、ネドゥマーランはベーカリーを営むボンミ(アパルナー・バーラムラリ)と結婚する。ネドゥマーランが“ヒーロー”と仰ぐジャズ航空の創設者パレーシュ(パレーシュ・ラーワル)に共同経営を持ちかけるが、特権階級の利得を手放すはずもなく、公に嘲笑され、あの手この手で行く手を次々と遮られる。
それでもネドゥマーランの“庶民を1ルピー(カップ1杯お茶代の半分)で空を飛ばせる”という志と夢は揺るがず、妻ボンミはじめ友人カーリ(カーリ・ヴェンカット)や村人の善意に支えられ、窮地をきりぬけていく。嘲られ、貶められ、妨害され続けても男達3人は大空を仰ぎ見てひたすらに前進し、ついに志と希望の翼が飛び立った。
https://sooraraipottrumovie.org
ネタバレ有りの感想
2024年1月8日、「ヴィクラムとヴェーダ(ヒンディ版)」と「ただ空高く舞え」を連続して見てきました。
VVの上映前には「ただ空~」の予告編が流れ、ただ空~の上映前にはVVの予告が流れるという仕様。
スーリヤさんの出演作を初めて見たのがジャイビームのチャンドラ役だったので、ちょっと長めの髪に眼鏡で法衣という役だったので、あまり感情を表さない冷静な役の印象が強かったんですが、今回の主人公ネドゥマーラン(愛称マーラン)は割と短気な感じ。
教師である父親は、地元に鉄道が止まるよう嘆願書を出し続けたが一向に道は開けず、息子であるマーランは線路に座り込みをするなど行動を起こして、父親のことを敗北者と呼んで飛び出していった。
その後はいった、空軍時代の鬼教官……存在感あるなぁと思って見ていて、ずっとサングラスだったので気付かなかったんだけれど、いま帰宅して確認したらモーハン・バーブさんだったのか!うわぁヤマドンガのヤマ様じゃなか。映画始まる前に、プログラムチラ見でもしておけば良かった(ネタバレ回避であえて読まなかった)
それにしてもヒロインのボンミさん、強い。花婿候補の主人公をわざわざ列車で訪ねてきておいて、あなた私よりも飛行機でしょって振って、結婚を断って、帰宅したらしっかりと自分の夢であるパン屋を開業。
主人公をメンタルでも資金面でも支えるパートナー。
エンドロールでも触れられていたけれど、これ実話なんですね。
実際にデカン航空たちあげた人の奥さんもパン屋だったのか。
ジャズ航空のボスのパレ―シュ、当初は航空会社を創設した人として、主人公にとってヒーローだったのに、いざ面会したら見下されて、ショックだったろうな。パレーシュにとっては、マーランなんて放っておいても痛くも痒くもないだろうに、執拗に主人公を潰しにくる。結局人々から支持される存在が許せないのかな。そのくせ、自分のところの飛行機には平民はのせんぞという態度。自分のことを田舎者とあえて言いながら、他者の成功は阻止するのか。
パレーシュに見下されてショック受けているところに、たまたま彼らの会話を聞いていて声をかけてきたベンチャー企業の社長のプラカーシュさん、あ、あなた……「パターン」に出てきたドクターサハニ!生きていたのか(違う)※役者さんが同じってだけです、すみません。
妨害工作で法律を変えたり、取引先に手を回したり……とまぁ敵のやり方は王道なんだけれど、一番「お、お前……」と首絞めたくなる案件が、実はベンチャーの社長のプラカーシュさんが、パレーシュの息のかかった人だったとは!うわーん、サハニ博士の時は「大統領と自撮りして妻を喜ばせたかった。愛は科学より難しい」とか言っていた人だから、今回も良いキャラだと信じていたのに(だからそれは別の映画のキャラだよ)。
それにしても、これでもか、これでもかと次々と困難がふりかかる主人公の航空会社。最終的にこれ、どうやってハッピーエンドになるのかとハラハラしましたよ。
映画の序盤でたまたま出会った女性記者が、後から助けになる伏線は熱い。
あと、主人公がすぐかっとなって相手に暴言吐くところはもう少しうまく立ち回ってくれってなった。友人二人もそりゃ不安にもなるよ。
全体的にどのキャラもキャラが立っていて楽しかった。
空軍時代の鬼教官が、実は誠実な人だったってのも嬉しい。
タミル映画だから、金貸しのおじさんが映画館でラジニ様の映画見ておりましたね。
この映画、音楽はムリダンガムのピーターくんこと、G・V・プラカシュ・クマールさん。
英語版ウィキを見るとコロナの影響で、本国では上映を断念し配信に切り替えたとか?そんな作品を、映画館の音響で見られるのは有難いことですね。
おまけ
K’sシネマさん、いたるところに今回上映の「ただ空高く舞え」と「ヴィクラムとヴェーダ」のポスターやらのぼりを飾って下さっていて、有難いですね。
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でもばらけないのは保存に有難い。