最新の空き家率・空き家戸数が発表されました。
総務省は、令和5年10月1日現在で「住宅・土地統計調査」を実施しました。
その結果が4月30日、全国及び都道府県の総住宅数、空き家数などを「速報値」として確定値に先駆けて公表しました。
なお、確定値は9月頃に発表される予定です。
ここでやはり気になるのが、空き家率と空き家戸数の状況です。
空き家数は900万戸と過去最多、2018年から51万戸の増加、空き家率も13.8%と過去最高という結果になりました。
個人的には空き家数1000万戸、空き家率も15%突破を予測していたんですが5年後に持ち越しです。
また、今回から空き家の種類について、これまで「その他の空き家」という表記から「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」となったんですね。
表記の順番も一番上にきて、これがまさに問題になってる空き家という事です。
また、空き家率全体をを都道府県別にみると、和歌山県と徳島県が21.2%と最も高く、次いで山梨県が 20.5%、鹿児島県が20.4%、高知県が20.3%、長野県が20.0%と軒並み20%を超えた空き家率となっています。
よく見ると愛媛県が19.8%で7位、香川県も18.5%で10位という事で四国はトップ10の中に全て入っているんです。
普段香川県や四国で活動している僕の肌感覚で、空き家がもっと多い気がしたのはそれだけ僕の周りに空き家が多かったという事なんですね。
そして上の県別の表、よく見てもらうと分かりますが、「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家率」、表の右側が左側よりかなり高い傾向があります。
これは、空き家問題が「西高東低」であることを意味しています。
しかし、あくまでも空き家が増えることが問題ではなく、管理されていない、興味も持たれていない空き家が増えることが問題なんです。
空き家を優良なストックとして活用できれば、地方こそ豊かになる可能性があるという事です。
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