まだそんなに知られていない「空き家税」今のうちに押さえておこう
このnoteを見てくれている皆さんは「空き家税」についてある程度知識があると思いますが、一般的に「空き家税」についてどのくらいの人が知っているのか・・・。興味深いアンケート結果があったので共有しておきます。
今一度、空き家税とは何なのかについて考えてみたいと思います。
このアンケートでも触れていますが、京都市で導入される「空き家税」はいわゆる空き家問題に関する対策というよりも、海外資本や投機目的に対抗する施策かと思います。
海外でもカナダやフランスで空き家税は導入されており、カナダにおける空き家税は外国人（中国人など）が投機目的に持っている住宅に対して導入とのことで、空き家や使用されていない住宅の外国人非居住者所有者を対象に税金を導入する予定。
住宅市場に外国資本が大量に流れ込むことによって高騰する住宅価格を抑えるためだといいます。
またフランスでは1998年に規定され、それまで地方税の一つである住居税は空き家の場合は課税されず、それが空き家を増やす原因になっていたということで空き家税が設けられました。
アンケートの内容に戻りますが、一般的に「空き家税」をしらない、もしくは、聞いたことくらいはある、といった人が全体の約84％でほとんど認知されていないという結果です。
もちろん京都の方や周辺地域の皆さんにはもう少し認知されていると思いますが、一般的にはこんなもんです。
「空き家税」導入のメリットとしては、空き家状態の実家をどうしようか迷っている人の背中を押すことや、自治体にとっては税収が増えるということが挙げられます。
反対にデメリットとしては、金銭的な負担が増えることで相続放棄が増えるという意見や、田舎などの売れない土地にある空き家については、管理費用が増税部分に入れ替わることで管理されずに放置された空き家が増えるのではないかということも考えられます。
また、この空き家税について賛成（48.6％）か反対（51.4％）についてはほぼ半々という結果です。
賛成も反対もまだ施行されていないのでわからないということと、空き家問題が自分事と感じられないのでそこまで興味がないというのもあるんじゃないでしょうか。
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