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解体工事にはローンを利用できる?「空き家解体」ローンの普及

空き家になっている実家を解体したいけど費用面でなかなか進まない・・・。こういう相談も受けることがあります。

空き家なって年月が経ち、建物自体に傷みが出ている貸したり、売ったりしたいけど立地のせいか問い合わせがない、こういうケースは最終的に解体を選択されることになります。

そのうえ前面道路が狭くて重機が入らないとなると、金額が相場より高くなります。見積をとったものの解体費用取り壊した後の固定資産税の事を考えるとついつい先送りしてしまう。

自治体によっては解体の補助金があるところも増えてきましたが、それなりに応募も多くなかなか難しい。月々少しずつ払えるのであれば・・・。

長年、過疎化に悩まされてきた秋田県。その秋田県を地盤とする秋田銀行が、2014年6月に扱いはじめたのが、「空き家解体ローン」でした。

空き家を解体するためのローンは、その当時日本初の商品として話題になりました。

そもそも秋田県は日本有数の豪雪地帯を抱えており、老朽化した空き家を放置すると積雪で倒壊して危険 ということ、 解体したくても、その後に家を建てる予定はないので住宅ローンは組めない、ということなどが背景となり 解体時費用をローン商品 するきっかけとなったようです。

少子高齢化、地方の過疎化が進む中、社会問題化している「空き家問題」の解決や地方創生の取り組みの一環、空き家解消に取り組む各自治体からの要請などもあり、 各地方銀行などの金融機関では続々と「空き家解体ローン」の取扱いを開始しているのです。

こちらに2年ほど前の情報ですが、空き家解体ローンの全国取り扱い金融機関一覧が掲載されているので参考にしてください。

空き家解体ローン 全国取り扱い金融機関一覧

その大多数はご利用条件のハードルは非常に低く設定され、担保や保証人は不要お手頃な金利(融資利率)が期待できる商品です。

ただ、 あくまでも空き家解体ローンは「サブツール」であり、メインは「不動産の取引や活用のサイクルにのせる」というところであり、新しいステージに進む前段階でのサポートとして使ってほしいと思います。

空き家の可能性に挑戦!!




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