貧困家庭の子どもが空き家のリフォームを学び、所有できる教育プログラムとは
こちらはアメリカでの貧困家庭の子どもが建設について学べる、6年間のフルタイムプログラムです。
元々はBuild UPというバーミンガムにある高校のプログラムです。
寄付された空き家を使って建設について学び、リフォームする取り組みも行う。プログラムの中でリフォームした家に住むこともできるし、就職後、建設業で高収入を得られるようになったら、その家を購入することもできるというものです。
このプログラムの根底には、貧富の差をなくすために、所有という観点から公平性を考えるという事があり、貧困状態にある人達に家を所有するまでの道筋を作ることが重要だと考えられています。
これは間違いなく日本でも出てくるであろうプログラムです。
理由としては、今後日本でも貧富の差が大きくなることや、空き家を寄付したいと考えるケースが増えるであろうという事からです。
セーフティネット住宅や公営住宅が一部こういった受け皿として活用されていますが、今後増え続ける空き家問題と公営住宅の老朽化を考えるとこういった地域における活動が重要になってきそうです。
日本で空き家を寄付する流れはまだハードルが高いですが、愛着のある家が、貧困家庭の子どもたちの学びの場となり、改修され、ゆくゆくはその子たちによって所有されるとしたら、寄付をするという選択肢も視野に入るのではないでしょうか。
これまでの公営住宅などを借りるという視点から、平等に所有への意識の転換が今後必要かもしれません。
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