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【つくば市】街の新陳代謝が進むつくば市で、今こそ空き家を売るメリットとは?


はじめに

はじめまして、私藤原と申します。茨城県内を中心に不動産仲介を行っておりますが、「藤原」の名を名乗るからには平安の香り漂う優雅な出自を期待されがちなんですよね。でも実際のところ、立派な平安衣装よりも、つくばの学園祭で配られる記念Tシャツのほうがしっくりくる、そんな普通の女性社員です(笑)
さて、本日はつくば市における空き家売却事情についてお話ししたいと思います。
つくば市といえば、やはり「研究学園都市」という先進的なイメージが強いですよね。筑波大学や各種研究機関が集結し、最先端のテクノロジーが次々と生まれている街。さらに、つくばエクスプレス(TX)の開通で都心からのアクセスも良くなり、賑わいがいっそう増しています。
実は近年、こうした“街の新陳代謝”による人の流入や再開発の進展で、つくば市の不動産市況が活況を呈しています。その結果、「空き家の売却を考えたい」という方からのご相談が増えているんです。でも、「本当に売れるの?」「いつ売るのがいいの?」と不安をお持ちの方もまだまだ多いのが現状。
そこで今回は、「いまこそ空き家を売りに出すメリット」と、「つくば市で押さえておきたいポイント」を中心にご紹介します。最後には、私が担当したちょっとユニークな売却エピソードをこっそりお話ししますね。どうぞ最後までお付き合いください!

1. つくば市ってどんなところ? 新陳代謝が進む理由

1-1. 研究学園都市の顔

つくば市は、筑波大学や産業技術総合研究所、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の関連施設などが集まり、“日本の研究開発の拠点”として知られています。学生や研究者、ベンチャー起業家など、幅広い人々が行き交う環境はまさに独特です。
学園祭シーズンには、学生さんが中心となって大規模なイベントを開催。私も大学時代を思い出して「いいな~若いって…」と遠い目になったりして(笑)こうした賑やかな学園都市の空気感が、若年層の移住や研究施設の拡充につながっています。

1-2. TX開通と再開発の波

つくばエクスプレス(TX)の開通は、つくば市にとって大きな転機でした。秋葉原~つくば間が最速45分ほどで結ばれたことで、東京圏からのアクセスが格段に良くなり、都内へ通勤する方のベッドタウンとしての需要も増加。
さらに、駅周辺では商業施設のオープンや住宅開発が進み、街が“新しい風”でどんどんアップデートされている印象です。最近はオシャレなカフェやレストランも増え、夜になると研究学園駅周辺に学生やビジネスパーソンが集っているのを見かけますね。昔ながらの田園風景と先端的な都市開発が同居しているのが、つくば市の魅力なんです。

1-3. 自然と利便性を両立する“つくば暮らし”

「研究学園都市」のイメージが強い一方で、自然や里山を大切にしてきたつくば市は、ちょっと郊外に行けばまだまだ豊かな緑が残っています。天気のいい日には筑波山の姿を望めることも多く、家族連れで自然体験を楽しむ姿をよく見かけます。
週末に東京でショッピングを楽しみ、平日は筑波山を眺めながらリモートワーク…なんて生活スタイルも実現可能。こうした“自然と都会のほどよい距離感”が、若い世代やファミリー層にウケている大きな要因なんですね。

2. いま空き家を売るメリットは?

2-1. 買い手が見つかりやすい市場

つくば市は人口増加に加え、研究所・大学関連の職員や学生、ベンチャー企業の移住など、住まいを必要とする層が絶えません。近年は中古物件をリノベーションして暮らす動きも注目されており、“古さ”をポジティブに捉える買い手も増えているんです。
つまり、「築年数が古いから売りにくいかな…」と諦めるのはまだ早い! 立地や周辺環境によっては、驚くほどスムーズに買い手がつくことだってあるんですよ。

2-2. 市の助成制度や移住支援の活用

自治体によっては、空き家バンクの運用やリフォーム補助など、移住促進に向けたサポート制度を設けているところがあります。つくば市も例外ではなく、空き家の有効活用を後押しする取り組みが増えています。
こうした支援制度を活用できる物件なら、「改修費用が軽減できるから買いやすい」といったメリットをアピールでき、売却のチャンスも上がるわけです。

2-3. 税負担や維持費を抑えられる

空き家を持っていると、固定資産税やメンテナンス費、草刈りや防犯対策など、見えないコストがかかります。特に遠方に住んでいる場合、管理は意外と大変ですよね。
街が発展しているタイミングで売却できれば、良い条件での成約が期待でき、加えて空き家に関わる負担を一気に解消できるのが大きな魅力。私も相談を受けるたびに、「空き家は置いておくだけでコストがかかるので、使わないなら早めに活用を考えてみませんか?」とおすすめしています。

3. 空き家を売るときに押さえておきたいポイント

3-1. 地域の魅力を具体的に伝える

つくば市は研究学園都市の先進性だけでなく、筑波山や里山など自然の豊かさ、あるいは教育環境の充実など、さまざまな切り口でアピールできる地域です。
売却時の宣伝では、「最寄りの駅までの距離」「筑波大学などの研究機関へのアクセス」「緑豊かな環境」などを細かく提示してあげると、買い手が物件のポテンシャルをイメージしやすくなります。たとえば、「近くに有名なベーカリーがある」「週末はカフェ巡りも楽しめる」なんて情報も、意外と興味を引くんですよ。

3-2. リノベーションや活用アイデアを示す

築古物件でも、ちょっと手を加えれば「おしゃれなレトロハウス」「学生向けシェアハウス」など、いろんな可能性があります。買い手に「こんな改装プランはいかがでしょう?」とビフォーアフターのイメージを示すと、一気に心が動くことが多いです。
私が以前担当した案件でも、「古くて倉庫みたい…」と敬遠されがちな建物を、DIY好きの方に「ここにロフトを作って、下は防音室にしてみませんか?」と提案したら大盛り上がりでした。
つくば市は若い研究者や学生も多いので、“ワークスペース付きのシェアハウス”なんてコンセプトはけっこう刺さります。

3-3. 地元不動産会社や専門家と連携する

空き家の売却を成功させるには、やはり地元事情に詳しい不動産会社や専門家のサポートが欠かせません。特に研究学園駅周辺の地価相場や、つくば駅近辺の再開発計画を把握している会社なら、今後の街の動きまで見据えた提案ができます。
「こんなに高い値段で売れるの!?」「こんなに早く買い手が見つかった!」なんてケース、私たちも日々経験していますので、ぜひ気軽に相談してみてくださいね。

4. TX沿線の“研究者向けリノベ物件”で想定外の高値に!

さて、ここからが私、藤原が実際に体験したちょっとユニークな売却事例です。ご依頼をくださったAさんは、つくば駅から車で15分ほどの場所にある築30年超の空き家をお持ちでした。外観は正直、「昔ながらの農家住宅?」と思うくらい、どっしりとした田舎の雰囲気。しかしAさん曰く、「もう使わないから売りたいけど、古いし駅から微妙に遠いし、無理だよね…」と最初から半ばあきらめムード。
でも私は、「研究者や学生さんの集まるつくばなら、案外イケるかもしれませんよ」と思いつきました。その物件には広めの納屋がついていたんです。そこで私は、「納屋をリノベして実験や制作ができるアトリエ風のスペースにしたらどうでしょう?」というプランを提案。さらに、近くに農協の直売所があって新鮮な野菜が手に入りやすいとか、休日に筑波山がきれいに見えるルートでサイクリングできる、なんてローカル情報をセットにしてSNSで発信してみたんです。
すると驚いたことに、筑波大学で研究職をされているご夫婦が「コレはおもしろい!」と興味を持ってくださり、内覧を申し込み。実際にご覧になって、「実験機材の組み立てに使えるし、家庭菜園で気分転換もできる。研究発表の準備で仲間を呼んでも困らないスペースがある」と大喜び。古さも「DIY好きの血が騒ぐ!」とポジティブに捉えてくださいました。
最終的に、Aさんの想定価格をかなり上回るオファーが出て、あっさり売却が決定。Aさんは「まさか納屋と研究が結びつくなんて」と笑っていましたが、私は心の中で「だってここはつくば市ですから!」とガッツポーズ。研究者さんや学生さんにとっては、都会的な新築マンションよりも、実験や作業がしやすいスペースを優先する方も少なくないんだな…と改めて実感しました。
売り主のAさんにとっても、「いらない空き家が思わぬ高値になった!」という嬉しい誤算。物件は今や、DIYでかなりカスタマイズされて、ちょっとした“秘密基地”のようになっているそうですよ。

5. まとめ

いかがでしたか? つくば市は研究機関やTX沿線の再開発などで、街全体が“新陳代謝”を起こしている真っ最中。その波に乗って、空き家の売却を考えるのは大いにアリなんです。
「古いから売れないかも…」「駅から少し遠いし…」なんて思わず、まずは一度、地域の魅力や物件の隠されたポテンシャルを探してみてください。DIY好きや研究者向けのアトリエ付き住宅など、ちょっと視点を変えるだけで、まったく違う使い方が生まれるかもしれません。
空き家を長年放置しておくと、固定資産税や管理など思わぬコストが積み重なります。せっかく活気が増しているつくば市のいまだからこそ、「価値ある物件」としてアピールし、“この街ならではの発想”で売り出すチャンスです。私、藤原も全力でサポートさせていただきますので、何でも気軽にご相談くださいね。
「研究学園都市」の頭脳と、「自然豊かな里山」のやさしさが共存するつくば市で、あなたの空き家が次の持ち主さんにとっての“理想の拠点”になるかもしれません。想像すると、ちょっとワクワクしませんか?
以上、藤原がお送りしました。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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