酪農と農業が盛んな川南町!空き家を売却して移住ニーズを引き寄せるコツ

皆さま、こんにちは。宮崎市在住の不動産会社社員・中村と申します。


今回は、川南町(かわみなみちょう)にフォーカスしたいと思います。川南町は“農畜産業のまち”として名高く、特に酪農や野菜・果物の栽培が盛んですよね。新鮮な牛乳やチーズが手に入ったり、地元産の野菜がいつでも買えたりする環境に憧れる方も多いのではないでしょうか。


そんな川南町、実は移住先としてもじわじわ人気が高まっていて、空き家の売却ニーズも注目されています。さっそく、そのコツを見ていきましょう!


川南町が持つ“農畜産のまち”ならではの魅力

川南町は宮崎県の中央東部に位置し、平野部から海岸線まで広がる広大な土地で、酪農や畜産、野菜・果物の生産が盛んです。


地元の直売所では新鮮な牛乳や乳製品、野菜などが手頃な価格で手に入り、都市部からわざわざ買いに来るファンも多数。また、豊かな土壌と温暖な気候によって育まれる“川南ブランド”の農産物は県内外で根強い人気があります。


こうした“おいしい暮らし”を求める方々にとって、川南町は理想的な移住先。そのため、セカンドライフを考えるシニア層だけでなく、若い世代や子育てファミリーからの注目も増えているんです。


空き家売却で移住ニーズを掴むポイント

1 農業・酪農体験の可能性
川南町の強みは“農畜産体験”が身近にできること。もし物件周辺に牧場や農家があるなら、“農業体験プログラム”や“酪農体験ツアー”などの提案が効果的。買主にとって“ここなら学びながら暮らせる”という安心感を提供できます。


2 広い敷地や畑付き物件のアピール
敷地が広めの場合、「小規模な農業を始めたい」「家庭菜園を充実させたい」というニーズにピッタリ。家の築年数が古くても、畑や庭をうまく活かせる提案をすれば大きな価値を生み出せます。


3 生活インフラと立地のバランス
川南町は自然が豊かな一方、近隣にスーパーや病院、学校なども揃っていて、生活のしやすさと“田舎暮らし”が両立できる場所です。具体的な距離感やアクセス時間を示すと、買主の不安を解消できます。


専門家や地元の協力を得て“川南ブランド”を発信

空き家売却を成功させるには、不動産会社だけでなく地元農協や酪農組合、商工会議所、町役場などとの連携がカギ。


・移住支援制度・補助金
町や県レベルで用意されている支援制度や補助金をチェックし、買主に伝えることで費用面のハードルを下げられます。


・ネットやSNSでの情報発信

“搾りたて牛乳を使ったワークショップ”や“地元の野菜収穫体験”など、写真や動画で魅力をビジュアル的にアピールすると、遠方からでも興味を持ってもらいやすくなります。


【売却エピソード】

以前、私が扱った物件は川南町の広い田畑に囲まれた築30年ほどの平屋でした。


元々は売主さまのご実家で、空き家状態になって数年。雑草が伸びて荒れ放題…とおっしゃっていましたが、私は敷地の広さと土壌のポテンシャルに注目。「ここでミニ牧場や菜園をやったら面白そう!」と地元の農家さんにも相談し、“体験農場”を活かしたリノベーションプランを作成しました。


その後、SNSで「農業体験OKの空き家が川南にあります!」と発信してみると、数組の内覧希望が殺到。特に子育て世代のご夫婦が「ここで子どもたちに命の大切さや食の喜びを教えたい」と強く惹かれ、実際に来訪。


地元の酪農家さんや農家さんとの話を聞いているうちに「こんな贅沢な環境はなかなかない」と即決に至りました。売主さまは「荒れ地だった庭が、まさかの農業体験スペースになるなんて」と目を丸くされていましたが、大満足のご様子でした。


ちょこっと一言

私、中村は川南町の直売所で買う新鮮野菜とチーズが大好物です。口にするたび、「川南町って本当に食の宝庫だなぁ」としみじみ思います。


そんな魅力あふれる場所の空き家は、上手に活かせば“食と自然”を求める人たちをしっかり惹きつけられるはず。


売却を考えている方は、ぜひ一緒に可能性を探りましょう! 「えっ、こんなに需要があったの?」と驚く日が来るかもしれませんよ。


この記事は宮崎市在住、不動産会社社員・中村(女性)が、川南町の農家さんや行政関係者へのヒアリング、各種資料を参考に執筆しています。事実関係に誤りや補足がございましたら、お知らせください。

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