【高千穂町】神話の里で空き家売却!高千穂峡や天岩神社の観光客を味方に
こんにちは、宮崎市在住の不動産会社社員・中村です。
今回は、全国的にも有名な“神話の里”高千穂町(たかちほちょう)についてお話しします。高千穂峡の雄大な渓谷や、天岩戸神社をはじめとする数々の神社、そして神楽や夜神楽といった伝統文化が織りなす独特の空気感――。
私も何度訪れても飽きることがありません。そんな観光資源に恵まれた高千穂町で、空き家を売却するには? 今回は“神話観光”を味方にするポイントをご紹介します。
高千穂町の“神話&自然”が生む絶大な観光力
高千穂町といえば、古事記や日本書紀に登場する数多くの神話の舞台として知られています。特に高千穂峡は、日本屈指のパワースポットとして年間を通じて多くの観光客が訪れます。また、町内には神社巡りや滝巡りなどの観光ルートが充実しており、海外からの旅行者にも人気が高いんです。
こうした強い観光力は、空き家売却においても大きなアドバンテージ。「観光客が多い=宿泊や飲食、体験施設などの需要が期待できる」ということ。物件の立地や特徴を生かせば、買主がカフェやゲストハウス、セカンドハウスとして活用する可能性があります。
“神話観光”を味方につける空き家売却術
1 物件を観光ルートに組み込む
高千穂峡や天岩戸神社を回るコース上にある物件なら、“休憩スポット”や“宿泊施設”としての利用を提案できます。周辺マップを作成して、観光客がどんな動線で移動するか把握しておくと良いでしょう。
2 神楽や伝統行事の情報を付加
高千穂の夜神楽など、地域独自の行事を体験したい観光客や移住希望者は多いです。物件近辺の神社で開催される行事や練習を見学できるかなど、具体的に紹介すれば、買主の興味を引きやすくなります。
3 観光需要+生活利便性の両立
観光地というと“人が多いだけで生活しにくそう”と思われる場合もありますが、実際は高千穂町はスーパーや医療機関なども整っており、日常生活を送るには十分なインフラがあります。“リゾート感”と“便利さ”の両面をしっかりアピールするのがコツです。
地元団体や行政との連携が成功への近道
高千穂町は観光協会や商工会、町役場が連携して観光振興や移住促進に力を入れています。
・観光協会との連携
オンラインでも活発に情報発信しているので、空き家情報を共同でPRしたり、現地ツアーを企画してもらったりするのも手です。
・町役場の支援策
移住者向けの補助金や空き家改修支援などをまとめて説明できるよう準備しておくと、買主候補の安心感が高まります。
【売却エピソード】
私が以前担当したのは、高千穂峡まで車で15分ほどの場所にある築25年の一軒家でした。
売主さまは県外に引っ越されて長年空き家状態。「もう売れないんじゃ…」と諦めていたところ、ご相談を受けました。私はまず、観光客の需要をしっかり調べることに。高千穂峡に訪れる方は、自然だけでなく神話や神楽に興味を持つ方も多く、“宿泊施設がまだまだ不足している”という声をキャッチしました。
そこで、地元工務店と協力して“簡易ゲストハウス”や“民泊施設”への改装プランを作成。オンライン内覧でも「神楽鑑賞のあと、ここに泊まれると最高だよね」「車で15分ならアクセスも楽」といった声が多く上がりました。
結果、福岡の事業主さんが興味を持ち現地へ。実際に町役場で移住・起業支援策の説明を受けたり、神楽の夜公演を体験したりして大いに盛り上がり、そのまま購入を決断。売主さまは「観光需要がこんな形で活かせるなんて知らなかった」と大変喜んでいました。
ちょこっと一言
私、中村は高千穂峡のあの圧倒的な渓谷美と、夜神楽の神秘的な雰囲気に何度訪れても心を奪われてしまいます。そんな“神話の里”だからこそ、“観光+暮らし”の二刀流の可能性が大きいんですよね。
もし「空き家なんて売れるの?」と不安を感じている方がいたら、まずは観光協会や町役場との連携を視野に入れてみてください。きっと新しい道が開けるはずです!
この記事は宮崎市在住、不動産会社社員・中村(女性)が、高千穂町の観光資料や商工会関係者、地元住民の声を参考に執筆しております。事実と異なる点などがございましたら、遠慮なくご連絡ください。