焼畑文化が息づく諸塚村!空き家を売却して山村暮らしの魅力を魅力を発信

みなさん、こんにちは。宮崎市在住の不動産会社社員・中村と申します。


今回は、宮崎県北部の山間部に位置する諸塚村(もろつかそん)のお話です。諸塚村といえば、“焼畑農業”が今なお続く独特の文化や、豊かな森林資源を活かした木工などで有名ですよね。


私も初めて訪れたとき、その山深い景観と人々の暮らしぶりに感銘を受けました。そんな諸塚村で空き家を売るにはどうすればいいのか? 山村暮らしの魅力を存分に発信するポイントをお伝えします。


諸塚村が支える“焼畑文化”と“豊かな森林”

諸塚村は、九州山地のど真ん中ともいえる立地で、ほぼ全域が深い山々に囲まれています。その中で古くから受け継がれてきたのが“焼畑農業”


定期的に森林を焼いて地力を回復させ、そこで作物を育てるという伝統的な手法を守り続けているんです。この焼畑で採れる雑穀や野菜、さらに山のキノコなどは、都会ではなかなか味わえない素朴で豊かな風味があります。


また、村の木材を活かして家具や道具を製作する木工職人さんも多く、地元のイベントやワークショップでは“森と人が共生する文化”を体感できます。こうした山村ならではの暮らしを求めて、近年は移住者や観光客も増加傾向にあります。


空き家売却で狙う“山村暮らし”のニーズ

1 自給自足の魅力を具体的に描く
諸塚村での暮らしを考える人は、自然に寄り添う生活に憧れていることが多いです。畑や裏山の活用方法、焼畑の体験など、“ここに住んだらこういうことができる”を明確に伝えましょう。


2 地域コミュニティの大切さ
人口が少ない山村だからこそ、地域の絆や助け合いが強く息づいています。地元の人たちの温かさや祭り、行事などの情報を付け加えることで、“孤立するかもしれない”という不安を取り除けます。


3 古民家リノベーションの可能性
築年数の古い家が多いエリアでも、趣ある古民家風の物件は注目度が高いです。地元工務店と連携し、山の木材を使ったリノベ案など“諸塚らしさ”を演出すると、買主の想像を掻き立てられます。


地元とタッグを組んだ“山村プロモーション”で魅力倍増

諸塚村では“森林セラピー”“山村留学”など、独自の体験プログラムが用意されていることも多いです。


・行政の移住支援策
町おこし協力隊や空き家バンクなどの制度を活用すれば、買主の負担を軽減しつつ、スムーズな売買を実現しやすくなります。


・地域イベントへの参加
焼畑や森林セラピー体験などのイベントを内覧とセットにすれば、物件だけでなく“諸塚全体”の魅力を体感してもらうことが可能です。


【売却エピソード】

私が以前、諸塚村でご相談を受けたのは、築60年を超える木造平屋の空き家でした。


売主さまは「壁も傷んでいるし、こんな山奥じゃ誰も住まないでしょう」と諦めムードでしたが、私は“ここならではの山村暮らし”に可能性を感じました。


地元の役場や森林セラピー関係者と話し合い、“焼畑体験ツアー+古民家見学”を企画。オンラインでも募集をかけたところ、山里ライフに興味を持つ方々から問い合わせが相次いだんです。
実際に体験ツアーを実施すると、参加者は地元の方々と一緒に焼畑で作業をし、自然の恵みを肌で感じて大興奮。


その後に古民家を見学した際も「ここをリノベして囲炉裏を置いたら最高の癒し空間だね」と話が盛り上がり、結局、都市部から移住を考えていたご夫婦が購入を決定。売主さまは「ここまで盛り上がるなんて夢みたい」と驚かれながらも、“家が新たな役割を得られた”ととても喜んでおられました。


ちょこっと一言

私、中村は焼畑で育てられた雑穀や山菜の味にすっかり魅了されています。まさに大自然の恩恵をダイレクトに感じられる文化ですよね。


空き家をただの古い家と捉えるのではなく、“山村暮らしの入口”としてブランディングすれば、多くの人が興味を持ってくれます。


諸塚村だからこそ、体験できることが山ほどあるはず。ぜひその価値を一緒に発掘してみましょう!


この記事は宮崎市在住、不動産会社社員・中村(女性)が、諸塚村の焼畑文化や森林セラピー関連資料、地元住民の方々の声を参考に執筆しております。事実と異なる点などがございましたら、ご遠慮なくお知らせください。

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