「世界は広い、だから挑戦が必要」

日本で過ごす日常には、当たり前とされることが数多くある。例えば、礼儀や常識、そして「正しい生き方」とされるもの。それが一つの枠となり、安心感を与えてくれる反面、知らず知らずのうちに自分を制限する要素にもなっていたかもしれない。そんな日々に少し疑問を感じたとき、僕は海外へ飛び出し、いろいろな国を旅してみることにした。

最初の大きな旅は、アメリカのサンディエゴだった。留学先で出会った友人たちは、各国から集まってきた個性豊かな人たちばかりで、すぐに仲良くなれた。僕自身もともと初めて会う人でもすぐに打ち解ける性格だから、新しい出会いやコミュニケーションには全く抵抗がなかった。彼らとの会話を通して気づいたのは、自分が日本で培った「常識」が、世界においては全く別の価値観にすぎないということだったんだ。

それは決して「日本の常識が間違っている」という話ではなく、むしろ「どの文化も異なるだけで正解がひとつではない」という視点だ。例えば、何気ない会話の中で出てくる考え方の違いや、日常の行動ひとつひとつが、国や地域によって全然違う。そして、その違いに触れるたびに「もっと知りたい」「もっと感じたい」という気持ちが湧き上がってきた。自分が20年以上かけて培った常識や価値観が、世界全体から見ればほんの一部にすぎないという事実に、なんだかワクワクしたんだ。

他の国を訪れるたびに、さらに新しい「違い」に出会うことができた。ヨーロッパやアジアを回って感じたのは、日本での当たり前が、他の場所では全く当たり前ではないということ。そしてその違いが「絶望」や「恐れ」ではなく、純粋に面白いと感じられたのは、自分が本質的にチャレンジ精神を持っていたからかもしれない。

こうした経験から、今では「常識にとらわれず、違いを楽しむ」という姿勢が、僕の生き方の中心にある。旅はただのレジャーではなく、自分の枠を超えて世界を知り、自分を知るための学び場だと思っているんだ。そして、もしこの記事を読んでいるあなたが少しでも「世界を見てみたい」と感じるなら、その気持ちをぜひ大切にしてほしい。世界は広く、そして面白い。どこに行っても新しい発見があるし、その発見こそが人生を豊かにしてくれると僕は信じている。


この記事が、あなたの「もっと知りたい」という気持ちに少しでも火を灯すことができたなら嬉しいです。

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