失敗も楽しむ:アウェーで学んだ生き方
失敗は、誰にとっても避けたいものだと思う。特に日本では、失敗することが「恥」や「責任問題」と捉えられることが多い。でも、僕が旅を通じて感じたのは、失敗こそが成長の糧であり、時には楽しむべきものだということだった。
アメリカの留学初日、僕が受けた英語クラス分けテストの結果は、自分が一番下のレベルのクラスに配属されるというものだった。驚きはしたけれど、僕自身、英語を話すこと自体には全く抵抗がなかったし、むしろ周囲とコミュニケーションをとるのが楽しかった。自分の英語力に失敗はつきものだと分かっていたから、間違いを恐れずどんどん話しかけてみたんだ。その結果、クラスメートや先生との関係もすぐに打ち解け、学びを深める良い環境になった。最初はできないことが多かったけれど、それを「失敗」と捉えるのではなく「成長のプロセス」と考えることで、前向きに進むことができた。
一方で、イタリアを訪れた際のエピソードも忘れられない。地元のレストランでメニューを頼んだとき、自分の想像していた料理とは全く違うものが運ばれてきたんだ。一瞬驚いたけれど、「これも経験だ」と思い、そのまま食べてみることにした。すると、その料理が驚くほど美味しくて、むしろ「これを知らなかったら損していたかも」と思うくらい感動した。結果的には、その日をきっかけに郷土料理に興味を持つようになり、旅の楽しみがさらに広がった。
旅先でのこうした「失敗」や「予想外の出来事」は、最初は驚きや戸惑いを伴うことがある。でも、それを楽しむ心構えがあれば、意外な発見や新しいチャンスに繋がることが多い。失敗を恐れず行動することで、新しい世界や自分自身に出会える可能性が広がるんだ。
この記事を読んでいるあなたにも、失敗を恐れずに挑戦してみてほしい。たとえ予定通りにいかなくても、それを経験として楽しむことができれば、きっとそれはあなたの人生の一部として大切な思い出になる。失敗は、終わりではなく、新たな始まりの一歩なんだ。
終わりに
この記事が、あなたが新しい挑戦に踏み出すきっかけになれば嬉しいです。失敗もまた、人生の大切な一部です。
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