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私の乳がんがわかるまで

もう3年以上前の話ですが、私の乳がんが見つかった時の事を、思い出せる範囲で書いていこうかと思います。
病気に気が付くキッカケって人それぞれだし、色んな状況があると思うので、私の経験もまたそのほんのひとつです。
こんな人も居るんだなぁって、誰かの知識の一つにでもなれたらいいな。

私は小さい頃からあまりカラダは強くなくて、週末になると熱出したり、喘息、アトピー、クルミアレルギーでアナフィラキシーとか、まぁ、ちょいちょいした事はあったし、骨ヒビも2回位あったけれど、大病みたいなのはなくて入院なんかも一回もしたことなく来れていました。

気づいた切欠

次男から大分離れて、三男が生まれて、再び赤ちゃんからの子育てがはじまり、長男次男も大変だったし、とにかくバタバタと忙しかったころ、それは突然発覚しました。

三男が授乳にもなれてきたころからも、授乳時何か嫌がるな~何でなの?何で嫌がるの?何で飲んでくれないの?
と思いながらも、試行錯誤しながら授乳していた時もありました。
そもそも長男の育児から乳腺が詰まりやすくて、乳腺炎になりがちだったのもあって、授乳がうまくいかないとか、詰まって痛いとかそんなのは今までも沢山ありました。
でも今回はなかなか頑固な詰まりだと思っていたんです。
でも不思議と痛くは無くて・・・

次男も幼稚園の時に自然卒乳したのもあって、三男もそうしようって決めていました。
長男は2歳半で断乳したけど、次男の自然卒乳が本当に楽だったので。

2019年秋ごろ~三男が3歳になったころ
もうほぼほぼ終わってた授乳だけど、片方は嫌がらないけど片方とにかく嫌がって飲もうとしないみたいな事が結構深刻になってきていて
嫌がる方の大きなシコリを何とかほぐそうと入浴中マッサージしてもほぐれない。
何か乳頭の方までボコッとシコリだして、これはまずいぞーと詰まりを取ろうとしても取れない。
何て頑固なんだ!でもココまで詰まってたら痛くなりそうだけどそんなに痛くない。
通常ボコッとなっちゃうくらい詰まってたら激痛です。

乳頭の詰まりをとろうと必死になってた時、母乳に血が混じりました。。
それから度々血が混じるようになって、更にしこりがある側の授乳を嫌がるようになって・・・

何か嫌な予感する・・・

友だちにも話したら、「何でもなかったっていう為にも見てもらってきたら?」と言われながらも、なかなか重い腰があがらないまま年が明けました。

乳腺科のあるクリニック受診

乳頭のしこりが大きくなってきてる。
これはやっぱりおかしいよね?これだけ頑張ってつまりとろうとしてるのに取れないし。
2020年2月も終わりのころ、やっと重い腰をあげて、評判の良い女医先生のいるクリニックに相談しに行きました。

とりあえずエコーしましょうねって言われて、人生初めての乳腺エコー。
凄ーく時間かけて丁寧に丁寧に見てくれた。

  結果

大きな病院いって検査してもらった方が良いから、紹介状書くから。。
と言われて、その場で病院を決めて紹介状を書いてもらって帰宅。
帰宅後すぐに大学病院の予約センターに電話して予約取りました。

大学病院受診と検査

約2週間後に大学病院を受診。すぐ近くに大学病院あってよかった。
初めての乳腺科受診して、早々に大きな病院の乳腺外科に来ることになるなんてねぇ。。

受付して待合スペースに周ったら、とにかくみっちり人で埋め尽くされていて、こんなに乳がんと関わりがあるであろう人が居るんだ!
と、なかなかの衝撃だった。

今日は受診だけで検査はそれから更に予約取ってとかかと思っていたら、今日マンモグラフィとエコー検査するからと言われ

人生初めてのマンモ。

痛いとしか聞いてなかったから凄く覚悟してたけど、やってみたら1ミリも痛くなかった(笑)

なるべく潰した方が、放射線被ばくも少なくなるし、映像も良く撮れるからもう少し挟ませてね~とか言われながら挟まれていくんだけど、全く痛くないから、むしろもっと潰していいですよ~とか言って笑われたww
まだ授乳してたから柔らかかったのと、技師さんも腕が良かったんだと思われる。

検査後、診察室に呼ばれて結果を告げられるんだけど、映像見ながら石灰化がどうのとか言われたのは記憶にあるけど、すごーくあやしいからさらに詳しく検査させてほしいとの事で、組織を取る検査を後日しましょうと言われて、あーやっぱりそうだったかぁとかそんな感じで予約して帰宅でした。

もうかれこれ3年以上も経っているのでその時の感情とか細かい事は覚えてないけど、ドキドキ位はあったけどダメージはそこまで無かったと思う。
おそらく悪いもんなんだろうなって思ってたから。

検査モニター(おまけ)

組織診の予約を取って診察室出たところで、白衣の女医さん?に声をかけられ、新しい検査機械のモニターを受けてほしいとお願いされる。
全然良いですよーと引き受けて、そのまま地下に連れていかれた。

マンモの代りになる、痛くない検査システムということで、これが良いとなったら検診が随分楽になると説明されたけど、マンモが全く痛くなかった私には正直どっちでも良かった(笑)

実際は、検査台の一部が水を張ったものになっていて、うつ伏せに寝てお胸をその水(ぬるま湯)につけてじっとしておくだけというもの。
ゆるま湯が気持ちいいので確実に寝れる(笑)
本当に痛くも痒くもなく、きっとマンモグラフィ検査が痛くて苦痛な人にとっては、この検査が導入されたらすごーく嬉しいんだろうなぁ。。
検査後、簡単なアンケートに答えてクオカード貰えた♡

そういえばあの検査はどうなったんだろうなぁ。。。

組織診

組織診の日。
まぁとにかく無知なので、細胞なんだか組織なんだか、なんなんだかよくわからないまま検査へ。。
あまり深く考えると怖いから、なるべく何も考えずに受けたと思う。

私の場合、乳頭にもしこりがあって、乳頭の下から広がっているかんじだったので、「他の部位より敏感な所だから麻酔はちょっと痛いかもしれない」って言われたけど、やってくれた先生がうまかったのか、麻酔針が刺される痛みくらいで激痛とかはまったくありませんでした。

組織をとるのも、とにかく音がバチンバチンと凄く大きな音がするから最初はビックリするけど、2回目からはこんなもんかってのがわかるからそれほどダメージもなく。
針さしてバチンバチン組織採るを3回やりました。
検査してくれた先生がすごーくうまかったんだと思う。

そうは言っても、麻酔して凄く太い針さしてバッチンバッチンして組織を採るわけだから、感覚はすごーく嫌だったし出来ればもうやりたくないわ^^;という感じでした。

検査後は看護師さんが30分位かけて全力で止血してくれました。
その時雑談色々してくれて、ありがたかったなぁ。。。

組織診検査結果の日(告知の日)

この日はさすがに旦那と一緒に聞きに行きました。
もうおそらくガンなんだろうと思っていたけど、やっぱり検査結果が出るまでの2週間はそわそわしたし気が気じゃなかったです。
何が嫌だったって、この白黒ハッキリしないこの時期が本当に嫌だった。

結果はやはり乳がん

ハッキリ言ってこの日はがんだったと告知されたっていう事しか覚えてなくて。詳しい内容とかはあまり記憶になく。
手術をする!というのは決めて、手術日を決定して、執刀してくれる先生の希望を聞かれたというのは覚えていて。
手術に向けての検査に入るので、MRIの検査日程を決めたのも覚えてる。
あと、この日できる血液検査、レントゲン検査、心電図検査をしたのも覚えてる。

因みにこの先生に執刀してもらいたいって希望を出したけど、その先生は今偉い先生なので新規患者は受けていないというのを言われて、じゃあ女医さんが良いというので、決まった手術日にあう女医さんを決めてもらったという感じで、主治医は決まったのでした。

告知のあと

診察室出て一番最初に旦那に「悲観はしないよ」と言われたのは今でも覚えてる。
うん。大丈夫。頑張るから。って答えたような気がする。
そこで多分自分の気持ちに蓋をした。

自転車に乗りながらふって不安になって、少しだけ涙がこぼれたのは覚えてる。でもだめだ泣いちゃいけない。頑張らなくちゃいけない。自分は大丈夫。って、病気に対する自分の本当の気持ち、不安な気持ち、悲しい気持ちは出さないように押し込めちゃったと思う。

だから、この病気の事で、取り乱したり、大泣きしたりは一回もない。
その代わり、次の日から息が苦しくなって体調を崩した。
咳がとまらなくなった。
ちょうどコロナ過がはじまって、緊急事態宣言が発令された時期だったのもあって、その体調不良のおかげで検査は伸びて伸びて伸びて(都度延期して予約取りなおし)、結果、手術も延期になって伸びた。

やっと通院再開できたのは6月だった。
体調が良くなったわけじゃなかったんだけど、さすがにもうココまで体調が変わらないならコロナには疾患してないと思うし、これ以上はさすがに伸ばせないという判断で。

この時の事を受けて今言えるのは
ガンって告知されて動揺しないなんてことは多分ないんじゃないかな?
悲しい、不安、辛い、信じられない。
そんな気持ちはしまい込まずに出した方が良い。
いっぱいいっぱい泣いた方が良い。
その方が私は良いと思う。

心の不調を我慢するとカラダの不調につながってしまうと思う。

本当は「悲観しない」という励ましであろう言葉よりも
辛いね、悲しいね、泣いても良いよ。その気持ち受け止めるよ。
でも泣いた後には前を向いて頑張ろうよ。一緒に頑張るから。
そんな言葉や態度が欲しかった。
一緒に泣いてくれても良かったなぁ。って思う。

病気がわかるキッカケは人それぞれだと思うけど
自分が病気になったり、同じ病の人達から話を聞いて思う事は、
定期的に検診受けておけばよかったと言う事です。
私は本当にがんについては無知だったけれど、いま医学は凄く凄く進歩していて、早期発見出来れば根治できる病気だと言う事を知って、検診大事だなぁって思ってます。
無料の検診くらいは受けといて損はないと思うし、何でもなかったら安心になるし、早く見つかったら長く辛い治療にならないで済むかもしれないよ。

と言う事で、この後の事はまた今度。(いつになるかはわからない^^;)
手術に向けての検査のこと、入院手術、術後の病理の結果、その後の事と続くと思います。

もしも今回の記事でもっと聞きたい事や質問、疑問、あったら
気軽にコメントでもメッセージでも下さいね。
今回は最後まで読んでくださった方ありがとうございました。


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