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GOOD BUY 2020, HELLO 2021. ~コロナ禍のランニングライフを支えてくれたモノたち~

ライフスタイルは買い物に表れる。
新型コロナウイルスの流行で大半のランニングイベントが中止になり、多くのランナーのランニングスタイルが変化した2020年。自分のランニングスタイルもトレイルランへ大きくシフトし、それに伴って消費スタイルも変化した。
「さようなら2020年、こんにちは2021年」ということで、2020年に買ってよかったランニングギアをまとめてみた。

mark「生きるためのアウトドア」

「いきなり雑誌?」と思うなかれ。緊急事態宣言中にこれを読んだおかげで、2020年の買い物の方針が決まったと言っても過言ではないほど影響を受けた。
トレイルランという大自然をフィールドにして楽しむアクティビティを楽しむようになってから、「どんなシーンでも使えるギアを買おう」と思ったし、「迷ったらサステナブルなプロダクトを買おう」と思うようになった。

活用シーンの幅が広いものを買う。
長く使えそうなものを買う。
「安いから」という理由だけでモノを買わない。

よく考えて買い物をすることも、サステナブルな生き方への第一歩だと思っている。

TORRENT - HOKA ONE ONE

これが2020年の個人的ベストシューズ。
HOKA特有のフワフワしたクッショニングではなく、しっかりとした接地感でありながらもHOKAの強みである「下りを楽に走れる」も十分に感じられるシューズである。柔らかいクッショニングのシューズが苦手なのでHOKAは敬遠していたが、このシューズを履いたことでHOKAに対するイメージが変わった。
ホカオネオネにはCHALLENGER ATRという万能シューズがあるが、これもまた毛色の違う万能シューズなのではないかと思う。

ULTRAVENTURE - topo athletic

幅広甲高マンな私が一番最初に買ったトレランシューズは、ALTRAの名作「ローンピーク4」だった。しかし走り方が未熟なせいか、ゼロドロップシューズだと登りがきつい…… 
そんな自分の救世主になってくれたのが、topo athleticだった。人間の足の形にあわせた作りになっていて、ほど良いドロップがついているシューズ。
白馬国際トレイルラン本戦出場が決まってから購入したのだが、雨上がりの白馬のトレイルをVibramソールがしっかり掴んでくれた。
ホームマウンテンの大山も、雨上がりは滑るところがいくつかあるが、このシューズなら安心して走れる。

Cloud Dip - On

ここ数年でOnのシューズを履く人が増えているが、他の人ともかぶらないのがこのモデルだ。
Cloudの良さはそのままに、バリスティックコットンのおかげで多少の雨や泥には対応してくれる。そしてちょっと温かい。スリッポンタイプなので、トレイルまで移動する時もよく履いている。

TR10 - THE NORTH FACE

トレイルで見かけることの多いこちらのザック、使ってみてその理由がわかった気がする。
生地がしっかりしているので荷物の出し入れがしやすく、チェストストラップが3本あるので安定感が段違い。そして一番外側にあるポケットが、何かと使い勝手が良いのだ。さらに、荷物が少ない時は背面のドローコードを絞ることでフィット感を高めることができる。
トレイルに限らず街で楽しむRuntripにおいても、ワンウェイになると荷物が増えるので、10L前後のザックで迷ったらぜひこちらをオススメしたい。

コアプレシェルフーディー - MOUNTAIN HARD WEAR

軽くて、しなやかで、パッカブル。
3拍子揃ったこのソフトシェルは、シルエットもカラーリングもきれいで、山でも街でも大活躍してくれた。いつもバッグに入れていた一着で、
塔ノ岳~丹沢山~蛭が岳を縦走した時や、エアコンのきいているカフェや電車内など、様々なシーンで「今日も持っててよかった~~」と思ったギアである。

バーブライトランニングパンツ - THE NORTH FACE

冬のトレラン用に買ったこのパンツも、街でも山でも使える一着だ。
ウェストには3つポケットが付いているので、サクッとトレイルに行くときは、手ぶらで走ることができる。
タイトフィットではあるがストレッチがしっかり効いていて、とても走りやすいロングパンツに仕上がっている。初めて走った時に「もう1枚欲しい」と思った。シルエットもきれいなので、街ランしてカフェに入る、なんて時にもおすすめしたい。

インスピレーションカーフスリーブ - Goldwin

走る時はもちろん、風呂上がりやデスクワーク時にもよく使っているのがこのギアだ。飛行機や新幹線で移動する時や、長時間座って仕事をする時など、足がむくみやすいシーンでこれを着けていると、本当に脚が楽になる。
とりあえず1つ、買ってほしい!!笑

NEO10R - レッドレンザー

日が短いこの季節。ランナーはたいてい朝ランをするが、とにかく朝起きるのが苦手(笑)
そんな時に、伊豆トレイルジャーニーや箱根外輪山を走ることを想定して買っておいたこのヘッドライト(業界用語だとヘッデン)が活躍してくれた。
ヘッドライトはたくさんあるのでどれを買おうか迷ったが、岡山の猟師トレイルランナー・ハダさんに色々教えてもらったので、ここはハダさんのブログを参考にしてほしい。

グリッドフォームローラー - トリガーポイント

最後に、セルフケアグッズを。
「フォームローラーなんて、どれも一緒でしょ!」
自分もそう思っていたが、外出自粛期間中にこれに買い替えて、心底よかったと思っている。絶妙な硬さなのだ。
筋膜リリースはゴリゴリ圧をかけてやればいいというものではなく、優しくやるのが大切らしい。類似品を使っていたが、トリガーポイントのフォームローラーの方が圧の調節がしやすいと感じた。

終わりに

緊急事態宣言発令中は当時住んでいた川崎市麻生区周辺のトレイルを開拓し、地元・伊勢原市に帰ってきてからは丹沢の霊峰・大山に入り浸っていたので、トレイルランで役立つギアをたくさん購入した一年だった。
トレイルランを始める時のギア選びは本当に難しい。ロードランのギアに比べて情報が少ないわりに、必要なギアは多い。
この記事がトレイルランへのハードルを下げることに、また、モノを増やしたくないミニマリストな人たちのランニングライフを充実させることに、一役買えたら嬉しい。

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Yuji Akita
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