もう一息ですよ。
いや、あと一息ありますが。
それでは『詩の解説のような』です。
これはギャラリー喫茶あいうゑむさんで飾られていた一枚の絵から詩を貰った一作。
「ずっとずっとのおいでだよ」
が気に入っています。
たったひとつの、母を目は映す。
それだけで愛は伝わる。
私も生きているよ、という愛は届く。
これも詩学舎の『星屑』のお題の。
星屑の最後に連なるなにかがあればいいな、と思って。
これも『星屑』の詩。
痛みの限りでのたうつ世界を、
私たちは生きている。
痛みに滅法強いことが、
果たしていいことなのか。
やさしさをこめてつよくあらなくてはいけない。
自分自身も例外ではなく。
それはとても面倒で、難しい。
駅の改札でひとを待っている時に書いた詩。
自分はその流れに入れないものだったらどうだろう、
という気持ちの詩。
続けさまに書いた詩。
他人に向かわないとき、
人は少し不満げな顔をしているような気がする。
それは自身の幼さの顕現かもしれない。
銃を売っておいしい食事を家族にさせる誰かと、
おいしいパンを運んで食べるひとを喜ばせるひと。
同じかもしれないし、
そうではあってはいけないと感じる人もいるのかもしれない。
「その方な」は「その刀」の変換ミスだったけれど、
この方が気に入ってそのままにしている詩。
決死の覚悟でそばにいて。
それくらい私は狂暴です。
という詩。
どこまでねじ曲がったどこかに別れようとも、
私をあなたは見る。
私があなたを感じるように。
さあ、あとひとページ。
あなたは捲りますか?