行こう!自由港書店さんへ、の道
ここ一か月、
ずーーーーっと行きたかったんですよ、
自由港書店さん。
昨日はちょうど須磨のギャラリー喫茶での『静かな朗読会』があるし、
きっとあのメンバーなら
「行こう!」
と言ってくれるだろうと期待して、
(先に行って歩いて自由港さん、というのも考えたのですが、
時間が迫っていたのでなしに)
思った通り、
ともるん、ゆうとさんは大賛成くださいまして、
五時に迎えにきてくれた長男も「いいよ」とのことで、
いざ行かん自由港書店さん!
という感じで、
海沿いの道を電車の音のたびに止まる長男に付き合いつつ、
閉店時間に間に合いたい、
と自然に早くなる足。
そこでゆうとさんが「この年齢になって、こんな友達ができるなんてすごい」と笑ってくれていて、
とても膨らむようなやわらかな喜びが湧きました。
ゆうとさんとともるんはこの前の展示で、
そして朗読会で、ぐっと距離が近付いたよう。
一緒に散歩をしたり、
詩を一行ずつ書いて詩を作ったり、
楽しそうなことばかりしています。
私もまざりたいけれど、
眠たい族のわたしは夜は早めに寝てしまうし、
遊びに行くのはじろうさんが嫌がるだろうしで、
こっそりとそうっと参加していくことにしています。
(昨日は帰ってから、どこに入れたらいいねん!!という一文を投げて、
詩に入れといて!という無茶ぶりをしました笑)
海から外れて大きな道を渡るところで、
ゆうとさんと私、
長男とともるん、
というかたちで離れてしまいましたが、
無事(ゆうとさんがしっかりしていたので)自由港書店さんが閉まるまでに辿りつくことができました。
ありがとう、ゆうとくん。
今日も今日とて、
自由港さんは素敵でした。
ちょっと目を流せばいい本に打ち寄せられる。
そんな中でも、レジ付近はいい匂いの宝庫です。
(私は本を探す時、いい匂いのする棚を探します)
そしてお迎えしましたのがこちらのみなさま。
三上唯さんのミニイラスト集。
どれもやさしい色使いで、ささやかに豊かな言葉で、
読んでいると少し体が軽くなるような感覚を貰いました。
たいせつにしたい三冊になりました。
絵本も、
夕暮の道々のそわそわした感じ、
家のあたたかみ、
いろんな動物たちの帰り支度、
みんな帰っていくんだなぁと足がいそぐ女の子。
そして日の落ちた町の灯りたち。
その中のひとつである、女の子のお家でおしまい。
オレンジがつづいたページの先の昏い空とあたたかな明かりの満ちた町が、
本当にきれいでした。
無理矢理に押し付けた形にならないといいなぁ、、、と思いつつ、
この間作りました詩集冊子『爪先に白花』も二冊置かせていただけることになりました。
もしお立ち寄りする方がいれば、
探してみて下さい。
そんなわけで大変に楽しい時間を過ごせました。
次の『静かな朗読会』のときも、
はやめに自由港さんに集まって、そのとき催されている素敵すぎるイベントに参加しよう!と決め、駅まで歩き、二人とは別れて帰り道に着きました。
行きとは違う本の重たさがあるのが面白いなぁ、と思いつつ。
長男も「いい本屋さんだったね」と言ってくれて、
にこにこしながら電車に揺られていったのでした。