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「つつむ」の解説のような

生きているということは、
つつまれていることだと思うのです。


やわらかなものが
いつも つつみこむ

音も包む
角もふくむ

あいらしいものも
あきあきしたものも

やわらかなものが
つつみ ゆれる

あなたの寝息よりさみしく
月の遠くにかかる雲のようにやさしい

やわらかなものが
つつみこんでいる

「つつむ」

それはただやわらかなもの、というのではないけないように思います。

または、
もうひたすらにやわらかな。
どんなことにも揺らがないやわらかさ。

手に触れることではない。
それでもやわらかさな感触を必要とする。

その感覚を表現したくて、書いた詩です。

どうでしょうか?
このやわらかさは。

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