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ブックカフェ『されど、、、』で朗読会をしてきました!
ブックカフェされど、、、さんは、
毎月第二日曜日に“ぶっこみマルシェ”というイベントを開催しています。
牡蠣を焼いて食べたり、
お灸をしてもらったり、
パンを売ったり、
古本市になったり、
その時その時の楽しい催しがぶっこまれているマルシェ。
午前中からはじまるそのイベントの、
午後はまた別のイベントがはじまりまるのですが、
(ギターとか、歌とか、セッションとか)
今回はその部分に詩の朗読会を入れて頂きました。
絵本の朗読などはあったけれど、
詩の朗読ははじめてのことだったよう。
お客さんにそれを聞き、
え、頑張らなくちゃ、とより気持ちを引き締めました。
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さすが節子さん(店主さん)です。
趣のある古民家の会場。
時間はゆったり頂いたので、
せっかくだから『あなたの肌を描く』だけではなく、
手作り詩集の『砂糖の上のさいはて』『やわらかくかみつく』や、
製本所で作った冊子の二冊『あなたの猫、わたしの猫』『月にゆられて。心のまんなか』も持っていき、
紹介もしながらの朗読会になりました。
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マイクでの朗読にテンションが上がってしまいました。
10人ほどのお客さん(ちょっと遠くでふわっと聞いてくれている方も含め)の朗読会だったのですが、
私の「あなた」についての話や、
書いてきたノートは全部取っている話、
詩は難しいと思われがちですが、
音を楽しむだけでも大丈夫なんですよ、
なんてことを話し、
『あなたの肌を描く』のこれは好きと言ってくれることが多い詩です、とか、「私が好きな詩です」なんてちょっと入れながら、
とろとろと40分くらいの朗読会をやり遂げました。
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とってもいい香りで、ショウガが美味しそうでした。
気持ちよかったです。
中に戻ると、
人が入れ替わっており、
今日は「詩の朗読」だったんだよ、
と知ると「もう一回読んで」
と言っていただいたので、
唐突に第二部を開催笑
またあれこれ話しながら、
数編を読みました。
今度は質問コーナーがあり笑
「どうやって詩を書くのか」
「詩の賞とかはあるのか」
「詩集を作るきっかけは」
など答えていきながら、
10分くらいの第二部でした。
手作りの詩集や、
冊子の詩集というものを手にとったことがなかった人たちに、
こういう形のものもあるんですよー
ということ、買う場所や、売る場所が在るのですよ、
と伝えられてよかったです。
手作りの詩集は、
土台の本の部分や、中の折紙のきれいさに驚く方が多く、
100均てすごいね、と感心しきりでした。
いつかこの土台の本を使って、
いろんなシールや折紙を持っていって、
自作や、他のひとのだけど気に入っている詩を持ちよって、
世界にひとつの詩集を作るイベントとかやってみたいなぁ、
と思ったりしましたが、
どうでしょう?需要あるかな?
今日は、詩人の友人である星野灯くんも来てくれる予定だったのですが、
JRさんのトラブルで10時に家を出たのに、
されど、、、さんへの到着は3時を過ぎてしまうという目にあって、
それでもなんとか辿りついてくれたのでした。
当然朗読会は第二部笑も終わってしまっていて、
(けっこう惜しかった)
とりあえずココアを注文したのに、
注文を通したのが私だったために忘れられてなかなか飲めなかったという、
更なる憂き目にあったのでした。
そんな彼も入れて、
二人で作った詩の冊子が数冊売れました。
二人のサイン入りという特典つきです笑
猫が好きな友人にプレゼントしたい、
と言っていただけて、
そういう購入理由もあるんだぁ、
と嬉しくなりました。
その後、
また今度は二人で共作の詩集での朗読会をできないかな、
という話になったり。
その話はまた今度。
せっかく来てくれた灯くんに、
申し訳ないので彼のために第三部の詩の朗読会を開催しました。
たった二編の朗読です。
その上、マイクの存在にテンションが上がった彼も詩を朗読することに。
二人の朗読会を勝手にしていました。
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お客さんには
「濁音が少なく、和歌を詠んでいるような気持ちになる」
「流れていくような音で心地よかった」
「読み方が静かでゆったりした」
「この詩が好き」
「もっと心にせまるような詩を書いてほしい」
など、色々頂きました。
その言葉をしっかり受け止めて、
自分の言葉を深めていこうと思いました。
福永祥子先生は、
「詩人は詩を書き、詩集を出版し、そしてそれを朗読して一人前」
という持論を持ってらっしゃる方なのですが、
それだと私もやっと「詩人」を名乗れそうです。