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『mimoza』を抱えての行脚の日、その2
昨日に引き続きの15日。
今回は私の、というのか、母がいいだして、
頼んでみようということになった『ブックカフェ されど、、、』さんへ。
車で拾ってもらい、果たしてお店に私が案内できるのか、、、という不安を抱えながらでしたが、
無事辿りつくことができました。
店主のせつこさんのご厚意で、
モーニングを頼めるぎりぎりだったけれどお願いして、
はやめのお昼ご飯にしました。
(相変わらずおいしそうな料理の写真は撮りわすれました、、、何度目かの、今度こそ)
お店のあちこちにあるコーヒーフィルターで作られたお人形がめちゃくちゃかわいい!!
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せつこさんの「今度東京に行ったら行こうと思っている」という場所の特集のテレビ録画を見たり、
村上春樹の作品にたいしてのせつこさん、まりさん、わたしの考えの違いを楽しんだり。
(私は、どこかこの人の文章のなかには“怒り”があるような気がしていて、
まるでカリスマのような、アイドルのような存在になってしまったこと、
それを拒絶しきれない、無視しきれない、そして芸術家になりきれないジレンマのような、重低音のように彼の肌に纏わりついている怒り。)
そして一番大事な『mimoza』も、置いてもらえることに。
ありがとうございます!
ここのブックカフェは、
本が買えます。
借りることもできます。
そして私は一冊買いました笑
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「されど、、、」さんをあとに、
続いて子供の本専門店『ジオジオ』さんへ。
こちらは前に母ときたときにお話をしていたので、
コーヒーとチョコを頂きながらまずはお喋りに。
店主さんの「子供を戦争に行かせたくない」
「子供が殺されることが平気な世界にはなってほしくない」
という心情、そして店主さんの中のあつい誓いのような言葉が、
同じように男の子のいる自分に響きました。
いや、次に戦争をするなら男女は関係なく連れていかれるのじゃないかと思う。そうなったら、どうするか。そうなる前にどうするのか。
考えてなかったじゃいけないんだろうな、と。
その流れで教えてもらった児童書が『杉村くんを殺すには』です。
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『杉本くん』を殺すための理由、どうやって殺すのか、
そんな物騒に感じる物語のはじまりは、
けれど思いもしない悲しい事態を露わにし、
そしてその上での主人公の心が決めることを是非目撃したいと思います。
読むのが楽しみな一冊。
そしてもう一冊、
『ジオジオ』さんでたくさん置いてあるのは絵本と児童書なのですが、
それに次いであるのが詩集だと思います。
谷川さん、新川さん、石垣さんなど、など。
とくに谷川さんの新作は絶対入っています。
今回も、朝日新聞に掲載されていた詩を集めた一冊が出ていて、
購入しました。
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『ジオジオ』さんも、
「うちで売れるか分からないけど」
と言いながら、置いてくださることに。
ありがとうごます!
さて、
ここから本当はまっすぐアトリエ喫茶『あいうゑむ』さんに行く予定だったのですが、
昨日寄らせていただいた『自由港』さんに寄る用事が出来まして、
ちょっと車を停めて、まりさんが対応に行っている間、
私は車でお留守番をすることに。
そうしているうちに、
まりさんがわっくわっくしながら一人の可愛らしい女性を連れてやってくるではありませんか、、、
私の方のドアにまわり、おいでおいでをするので出てみることに。
なんと、たった今『mimoza』を買ってくださった方なのだとか!
それも、今から私たちが向かう『あいうゑむ』さんからやって来たそうで、
今度の二十日にイベントをするのだとか。
『あいうゑむ』さんで一部展示をしていたまりさんの作品を見ていて、
『mimoza』にその名前を見つけて半信半疑で買ってくれたのだとか、、、
ありがとうございます!!
目のきらっきらした方で、
20日のイベントも行ってみようかな、、、と思っています。
(今日、インスタで繋がりまして、よけい楽しみになりました)
そして私、学生さんかと思っていたのですが、
立派な成人さんでした。
ごめんなさい。
きらきらが眩しくて、、、
どんな人なのか、もっと知れるのを楽しみにしています。
最後の場所は、アトリエ喫茶『あいうゑむ』さん。
なんとここでは『mimoza』を置く約束は取りつけられたけれど、
こちらの在庫切れで母が譲った一冊が置いておいてもらえている状態です。
ここに私も来たのには理由がありまして、
こちらの詩を書く会(詩学舎)で詩をみてもらったことからはじまった「詩集を出版しよう!!」という話、
どんどんと話は進んでいるけれど、
正直そんなお金を用意できないのははっきりしているから、
断らなくては、、、と思っていて、
でも、
詩集を出版したいという気持ちがないわけがなくて、
どうしようかなぁ、、、となっていた私に、
まりさんが「いっしょに話をしに行こう!」と背中を押してくださってのここへの同行でした。
先生に話を切り出すと、
「お金ならね、大丈夫、あなたのお母さんが出す気だよ」
とのこと。
どうやら母がいくらくらいかかるのかを聞いて来たそう。
それなら、もう、全く遠慮いらないじゃん!笑
と。
両先生もとても私の詩集を楽しみにしてくださっているのを聞いて、
「そっか、、、」とほっとしました。
その後、家の近くまで送ってもらった私は、
お泊りに来ている長男の友人たち3人とうちの兄弟のわちゃわちゃを避けながら、家事をして、一服して、
お風呂に浸かったその瞬間、
ぶわーっと、「詩集が出版できる!!!」と実感しました。
そんなのうれしいに決まってる。
最後にきて『mimoza』から関係なくなったお話で終わりますが、
だって、驚くほどの衝撃のある喜びだったのです。
この『mimoza』を作ったことで、
そしていっしょにお願いにお店を回ったことで、
私の中でまたひとつ大切な自信が積み上がりました。
私の配った冊子を、
手にしてくださった方の反応をみて、
「ああ、これに金額をつけてもいいのか」
ということを知り、
また別のやりたいこともできました。
またしても、
ひとつ予定を終えると次の予定の予定がいくつも浮かび上がってくる日でした。
以上、二日間の『mimoza』行脚のnoteでした。