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娘が呼ぶ

私はもう一人生むのだろうなぁ、と、
漠然と、だけれどもう諦めなさいと言われるように、諭される様に、
思っています。

何故なのか。
つかっていない名前があり、
そしてふとまだ小さな子が私のまわりをうろうろしているからです。
白いまま、形にもなれないまま。
私にしか生めないのだろうか。
そう考えながら、いや、私にも利はあるのだろう、お互いに手を結び合っているかのように、わたしのまわりをゆらゆらしている。

彼女を産むことになったら、
また映画館に行きにくくなるな、
お話書きにくいかな、
いや、書くけれど、
こんな頻繁に外へ行けないのではないか。
いやだなぁ、という私の甘えた口上など聴くこともなく、
何かが進行していっているきがする。

ヘンナ日記書いてます。
分かってます。
でも本当にそんな気持ちなのです。

そういう私なのです。

もしも、女じゃなかったら、
それでもこの名を与えるがいいか、
良いなら喰らえ、という気持ちです。

母親の体は食べ物です。
本当に。
産んだ後は穴だらけの身体を、もう元には戻せないとしんどさに切れそうになります。
それでも何故生む。
産まれたいという子が居るからなのか。

はあ、、、

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