10・17(長男との会話の記録 日記)

ふと聞きたくなって、
宿題をしている長男に
「君から見て母はどんな人間?」
と聞いてみた。

長男はたいして考える様子なく
「母は自分のことをキツイ人だというけれど、
やさしい人だと思う」
と答えられた。

その流れから、
今度は長男から
「母は反抗期ってあった?」
と聞かれた。
物凄く考えたけれど、
反抗期は、、、
「母は、徳島に帰りたいって抗議をし続けてきたけど、
それは反抗期関係なかったから、
たぶんなかったかな」
合ってますよね??
反抗と抗議活動は違うものですよね。
それで言うと、
転校した小学二年生からずっと反抗期だったことになるし、
それなのに洗濯物と洗い物と風呂掃除とご飯を炊く係りを毎日やっていた私は偉すぎるのじゃないかと思います笑

「なんで徳島から出てきたの?」
とも聞かれたので
「え?本当に聞きたい?」
と確認し、
頷くのを見てから
「母が3か4歳の頃にはす向かいの奥さんとお父さんが不倫して、
お父さんが徳島にいられなくなって、
その頃から小学2年までは年に数回会うだけの生活で、
母はそれに大変満足してたんだけど、
母のお母さんはそれは良くないと思ったのか、
本人的にお父さんと暮らしたかったのか、
姫路で一緒に暮らそうってことになったのよ」
と話すと、
けっこう引いていた。

「え、じゃあ、なんで加古川に来たの?」
と聞かれたので、
もういいかーと、
「その後も何度も浮気をして、
その度に離婚の危機を迎えていたのに、
何故か母が大人になるまでは、、、とかって母のお母さんが言い張って、
離婚しなかったけれど、
それにも限度があって、
どろどろに揉めに揉めて、
ついに離婚にこぎつけたのよ。
で、その時にお父さんからむしり取ったお金で、
母の姉が暮らしてた家のそばに家を買って暮らしなよ、と誘われて来たのだけど、
そこからは母と姉と兄の泥試合がはじまって、
縁を切るにいたって、
逃げた先が君が生まれた時にいた家だよ」
と話し、やっぱり引かれた。

「母、、、
ちょっと傷つけるかもしれないんだけど、
お父さん、浮気しすぎだと思う」
なんて言われて、
私は吹き出してしまった。
ダディ大好きな長男からすると、
私に、私の父のことを悪くいうことは傷つけることになるのでは、
と考えたのかと思うと、
本当に恐ろしいくらいいい子だなと思った。

大丈夫、
母にとってはある意味男性の基準の最低ラインを最初に引いてくれた存在なだけで、愛情はあったかどうか怪しいくらいだからね。
あったかもしれないけれど、
ここまで大事に持ってきたりはしてないかもしれない。
あったと思うんだけどね。

そうそう、
こんな会話もした。

「君は、母が腕を切ってもそんなにびっくりしないね」
「うん」
「傷ついてもいないね」
「全然ではないんだけど、まあ、そこまでじゃないよ」
「よかったよ」
「でも、母、自殺はしないでね」
「自殺はしないよ。でもそんなに長生きはしないよ」
「え?じゃあ80歳くらい?」
「いや、67かな」
「え!!僕、、、、32歳?
なんで?もうちょっと生きてよ、、、」

80歳が短めだとしたら、
いくつまで生きたら長生きなんだ、、、
と考えてしまった。

あとは、

彼の将来の話をしている途中に、
「大丈夫、お休みには母たちのところに帰るからね」
というので
「いいよ。好きなことしてなよ」
「え、さみしいから帰ってくるよ」

さてさて、いつまでそんなに母やダディを好きでいるのか。
まだまだ面白い長男だった。

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