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本を読むのって自由だよね、と本を貸す私に笑いかけてくれた

家族以外の他人になかなか会えない日々が続いています。

ハローワークの職員さん、
スーパーの店員さん、
配達員のおなじみのお姉さん。
たぶんそれくらいです。

それがものすごくストレスなのかと聞かれると、
全くそんなことは無いのですが、
突然誰かが訪ねてくれるというのは、
格別にうれしい気持ちになる出来事です。

昨日のあさ、
ランサーズさんで見つけた記事を書いていると
ラインが入りました。

元同僚さんで、私、オシオちゃんに続いて自分のやりたいことをするために
職場を飛び出した一人の、Oさんでした。

おぉ!
と、すぐに携帯を開きました。
私、Oさん大好きなんです。
(というよりも、今の自分は好きな人としか連絡とってないんで、
連絡入ると大体「おぉ!」となります)

ラインの内容は、
「今日は予定あいてる?」


私が働いてるときに、
この服が出てきたらススメて!と
タグをつけて在庫していた服が出てきたそうで、
買っておくね!と言ってくれていました。
それを今日持って行ってもいいか、
という連絡でした。

「よろしくお願いします!」

そう返事してからは、そわそわしてました笑
上がっていってくれるのか分からないんだけど、、、
なんて思いながら掃除をしたり。

その後は、とりあえず今書いてるものを進めよう!
とやり始めたら、
Oさんがやってくる時間はすぐにやってきました。

車から下りて、
貸していた本と、服と、そしてお土産を手渡してくれるOさん。

あ、これは勇気振り絞らないと後悔するぞ、
と思ってちょっと食い気味に
「Oさん、ちょっと上がっていったりしません?」
と聞く私に、
Oさんは快くOKしてくれました。
(突然のことなのに、ほんとにありがとうございます!)

Oさんは、私のことを率先して理解しようとしてくれた人です。
それは、彼女が自分から人の好きなものに興味を持ってくれて、
しっかり呑み込むまで肯定的にとらえてくれる人だからなんだと思います。

Oさんは、前に私の部屋に遊びに来てくれた時、
本棚の本を視覚的な面白さ
(タイトルの語感や、ビジュアルの引き)で興味を持ってくれて、
何冊か借りたいと言ってくれました。
(そして私のおすすめも借りてくれました!)

私が推し貸しした本。

今回も私は
(寄っていってもらえるかも分からないのに、、、)
Oさんに貸したい本を用意していました。

まとまった文章を読むのは苦痛じゃないけど、
大好物!というわけではないOさんに、
できるだけ一章ごとが短いものを。

あと、
感覚的な言葉が散りばめられていて、
結果がでたり出なかったりしたけど、
実行したことがどこかへ結びついていったひとの
言葉を読んでもらいたいと選びました。

今回はコミックや絵本も詰め込んで、
返してもらったものより重たくした袋をお渡ししました、、、

私が本を次々に渡していくなか、
一冊一冊開いて確認してくれながら
Oさんはぽつりと言いました。

「私、本を最初から読むんじゃなくて
ぱっと開いたページを読むのが好き」

あ、
それ分かる。
と、思いました。
私も、詩集や格言を集めた本以外でも、
漫画や長編小説でも、
何だか何でもいいから読みたい!
と思った時にばっと手を伸ばして、
そこにある本を何も考えずに開いて読み始めるということをします。

読んだことがある本でも、
読んだことがない本でも、
どちらでもすごく楽しい読書です。
そこに書かれている文章が気に入ったら、
またはじまりに戻って読み始めたりもします。
もちろん、
その時読んだ部分で満足して棚に戻してしまうこともあります。
まったく知らない本よりも
そうやって数行読んだことがある本の方が
少し親しくなれたような気がします。

私が
「私もそうやって読むの好きですよ」
というと、
そのまま本との付き合い方の話になりました。

本って、
まだまだ日常の延長に感じてもらえていないものなのかも知れない。
きちんと姿勢を正して、
ためになることを取り込まなくてはならない。
読むからには必ず自分の中に何かが残るものを選ばなくては。
そんな風に考えている人って、
(私のまわりの人の反応だけなのですが)
やっぱり多いように感じます。

そんなことないよ!と言ってほしい、と
Oさんは言いました。
本は、そりゃためになるものも大切なんだろうけれど、
ただ心が楽しくなるためにも、
やさしくなるためでも、
悲しくなりたいけどひとりでは居たくないときにだって、
気軽に手を伸ばしていいものだと。

そしてその読み方は、
絶対最初から読まなくちゃ、なんて思わなくていいのだと。

もっと、
ちょっとお水を飲むように、
昼寝をするように、
ゲームをするみたいに、
生活の中の小さなひと時に、
好きなように開いていいものなんだと。

そんなこと誰も教えてくれなかったから、
自分の読み方は変な読み方なんだと思っていた。

私が
「そんなことないですよ。
好きに読んでいいんですよ。
本は本当に自由なものなんです」
というと、
Oさんは
「じゃあ、それを書いてよ」
と笑いました。

私みたいに、知らない人もいるかもしれないから、
あなたが書いておいてよ。

そんなわけで、
私はこのnoteを書きました。

本は好きなところから読んでいいんですよ。
最初と、真ん中と、最後を読んでしまうという人にもあったことあるので。
読みたいときに、
読みたいものを、
読みたいように。
けっこう自由度高いんです、本って。
開いちゃえば、そのままどこかの王国にも
異世界へも、殺人事件の真っ最中の洋館へも一瞬です。

人の読み方って、
意外に個性があって面白いものだと思うんです。

もしよかったら、
コメントであなたの本の読み方を教えてください。

そしたら私は、
それをまた今度Oさんにお話して
それもいいね、と笑いあうと思います。

よければ、読み方の話じゃありませんが、
私の本棚など覗いていってみてください!


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