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ありふれていて、そこいがいにありはしない

今日マチ子さんの『Essential わたしの♯stayhome 2021-2022』を読んでいます。
Amazonから届いて、開けた瞬間
「うわぁ、好きだ」
と思いました。
もう表紙の絵も、白さも、好きになる匂いしかしない。

ぱらぱら、とめくってみて、すぐやめました。
そんな読み方もったいない気がしました。
好きなお菓子を、ずっとあじわっていたくて
ちょっと食べてはしまい、
またすぐ手に取るのにちょっとしか食べない。
見ている方は
「いらないの?きらいなの?」
となるくらいのゆっくりさで吸収したい。
そんな気持ちになりました。

1日、数ページめくって、言葉を繰り返して、
絵の中の小さな隅まで眺めて、
そっと閉じる。
なんだか胸がいっぱいになるような本。
大切なひとに手渡していっしょに味わってほしいような気もする。
でも知らないうちに、お互い噛みしめていて、
いつかそうだったことを知る、
というのもいいと思う。ただの妄想。

今日マチ子さんの絵は、透明で光ってるみたいに見える。なにがどうしたらこんな絵が描けるのか。
見ても見ても分からない。
分からないものほど好きになるのかもしれない。

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