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静かな繭の中身はあたたかい楽団だった話


高砂市に、一軒の素敵なカフェがある。

名前は『Tentofu』さん。

カフェは特別な予約は要らないけれど、
一日ゆっくりしたい人は、
三日前くらいに予約をいれておく。

ゆっくりと時間を過ごしたい人の繭になる。

そんなお店。

https://yutakananitijou.jimdofree.com/


入り口にいるのは人形劇をつくっているアーティストさんのキャラクター。
兎かと思ってた茶色い子は、
オオカミだった。
かんばん。
このこは森のひと。
絵本に出てくるらしい。
このランプ、点灯夫さんの首にいつもぶら下がっている首飾りにとても似てる。


一階入り口すぐは、
絵本の販売コーナー。

奥にギャラリー。

そして引き戸を開けると、
また引き戸があり、
ついにカフェスペースがはじまる。

この子がいる場所はどこでしょう?

なんと三階(一部だけの)の、
とっても特別ひとりになれる場所。

そこから見える世界
階段を降りる(3から2に降り立つ)とあるお人形が
点灯夫さんそっくり。
奥には、
仕舞われていくお人形の気持ちになれる長持の場所がある。
とても素敵。
一階部分。
基本カフェ部分の絵本は買えません。
元の場所に戻しましょう。
どれどれ、と膝をつきたくなる。
これは二階だったかな?
ライトがとってもいい。
いっぱい仕掛けのようにある。
席をうつるときはこのお人形もいっしょにうつる仕組み。
カリンバも置いてあって、
弾いて良いよといわれたので、ポロンポロンしました。
わたしだけのチャイ。
基本、一人席。


飲み物を頼めば90分いていいよ、
ということで、
いっしょにお出掛けしてくださったまりさんと共にチャイを注文。

ゆったりした時間で、
私はまりさんと高良さんの共作のピコルナの第三作目を読み、
まりさんには私の作りまくっていた詩集をお渡しし、
読んでいただきました。

四時に退席。

ちなみに、
夜の時間も空いているお店。
一人になりたい方をいつでも包み込めるように整っています。


その後、
入るときにも気になりまくっていたハーフハープを作っている、
(けれど本職は人形劇をつくるひとで、
絵も描くし、絵本も手作りするし、楽器も自分たちで作ってしまう。
造形作家?芸術家?なんとも名前が付けがたい方たちなのです)

だるま森さんに、
たくさんハーフハープを弾かせてもらいました。


音も形もみんなちがうのに驚く。
これは両側が弾けて、
そして二人で連弾できる凄い楽器でした。

これをだるま森さんといっしょに弾かせていただいたのですが、
あらたなインスピレーションが湧いたそうで、
「次のイベントで、この子使おう!」
と言っておられました。

何やらお役に立てて何よりです。


夕暮の雨の中、
ドアの外まで見送りに来てくださっただるま森さんたち。

とってもあたたかな気持ちで帰ることができました。




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