「海いっこ分」の解説のような

青い空を久しぶりに大きくみたとき、
ああ、空の詩を書こうと思いました。

なのにタイトルが【海いっこ分】。

そもはじめはタイトルは【かなしみは】とかだったのですが、
ちょっとあり過ぎるかなと、【海いっこ分】。

【海、一個分】と悩んで、【海いっこ分】。


【空のかなしみは
 海いっこ分

 海の悲しみは
 青の一筋

 青は悲しみを抜くと
 やさしいやわらかさで折れてしまう

 やさしさのかなしみは
 そこに立って旗を振り示す

 かなしみの中のかなしみは
 空の光の粒を数えて小さな列を成す】

結局かなしみの詩になっているけれど、
かなしみを追いかけながら空に気持ちは寄せてみた詩でした。

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