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一音で、あなたを呼ぶ音だと分かった

はじめて聞いた歌の、
一音目を聞いた瞬間に

「ああ、これは、もういない誰かへの想いの歌だ」

と分かることがあります。

たとえば、

米津玄師さんの『Lemon』。


または『海の幽霊』。


ドリカムの『ねぇ』。

バンプの『RAY』。



または『宝石になった日』。


安藤裕子さんの『忘れものの森』。

あと、『Last Eye』。


聞いていると、ゆっくりと海の底に沈んでいくような気持になります。
沈み込んだら膝を抱えて、ひたすらじっとしていたい。
そうして息をこぽこぽこと口の端からこぼしていくだけ。

たった一音。
それを聞いただけで胸にまで届くものがあるなんて。

なんだか不思議です。
考えれば考えるだけ不思議で、
それについて書きたかったのですが、
なんだかまだ纏まらないので、
こんな歌が私の真ん中を通っていきました、というだけのnoteになりました。

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