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帰ってこないことをそわそわし出すのが遅くないかい、私よ

今日の六時半。
そろそろ夕飯を作ろう、
と階下に降りて、
母が何か用意してくれていたので、
「じゃあ、ちょっと頭痛いから寝る」
と自室に帰りました。

長男帰らず。

今日の七時半。
階下から母が「次男にご飯を食べさせなくていいの?」
と声をかけてきて、
時間を考える。
七時半。
未だ長男帰らず、、、
え?ダメじゃない?
となり、ラインに電話をしたのがここでした。

長男は今日、友人のお母さんに土山駅まで送ってもらい、
そこから電車を撮って、
電車で帰ってくるっていっていたはず。
え、友人くんは帰ってる?

四回。
ラインが「出ませんでした」と電話を切ってくる。
それでも掛けるか、と思ったら次男が「お腹が減ってぴよぴよだよ」と入ってきて、そうだった、と階下に降りたのがたぶん四十五分あたり。

次男にご飯を温めながら、
そわそわしはじめ、
車のライトが前で止まった瞬間、
外に駆けだしていました。

そこには泣き顔がぐずぐずの長男と、
困った顔の友人君と、
友人君のお母様が。
ぐずぐずの長男が言うには、
携帯を無くしたことに気付き、
行った場所を巡り、
その場の係りの人に携帯を無くしたことを知らせ、
公園を探して回り、
そのうちに友人くんのお母様に拾われた、と。
もうぐずぐずの長男と平謝りし、ラインを交換し、
その場はお開きに。

もう家に帰ってからも泣き続け、謝り続ける長男。
とにかく言ったのは
「困ったことが起こったら、自分でなんとかするのは6時まで!」
ということ。
こんな時間まで友人を巻き込んではいけないこと。
携帯はサブバックに入れておくように言われていたのを、
破ったことへの反省。
そして、
さすがに母もこんなに帰りが遅いと心配するんだから、
携帯無くしたはいいから、そっちを謝りなさいよ、と抱きしめました。
余計に泣く長男。
え?合ってるよね?
と思いつつ。
警察への遺失物届と、携帯会社への連絡は明日じろうさん(夫)が帰ってからしよう、と話合う。

長男は中学生になってから行ける範囲がすごく広がったけれど、
やっぱり子供なのだな、と私も彼も実感した夜でした。

携帯、出てきますように。

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