「祝福」の解説のような
祝福が何か、
と聞かれたらうまくは説明できないように思います。
大きな存在が、
望む、望まないにかかわらず、
注いでしまうもの、
のようなイメージです。
それは本人の心を吸って育つもので、
だからけして種を植えられたことが開花を約束しないものだとも思います。
そういう厳しいもの。
奇跡のようなもの。
【あなたの胸から
祝福が生え
その色はあたたかく
あなたの両手を受け入れますように
祝福はあなたのために染まり
そして咲きますように
宛てのない旅に
いつか朽ちるための寝床を
あなたが見上げる星空の明滅は
誰の指揮にも従わない
伸びやかに果へと架けられるものでありますように
あなたがいつか秘める
この人生の温かさが
どうか
あなたの胸から
祝福を
その魂へと運びますように】
あなたを必ず幸せにはしないかもしれないものであっても、
だから祝福があなたに訪れますように、
と思っています。
そんな詩です。
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