見出し画像

昨日の夜分のことでした、やつは突然涼しい顔でやってくる

昨日大好きな『わしゃがなTV』の生配信を見ているとき、
なんとGが私の部屋に出た。

あまりに当然に唐突に私のベッドサイドの横道をカサカサ行き、
まだ下にもりっと積んでいた(本当だったらここで見ていたと思うとぞっとしてしまう)ぬいぐるみの合間を通り、本棚の方へ。

この時私は冷静だった。
漲る精神力。
何故か、
配信中のゲーム、サイレントヒル2で、
声優の中村さんが「ごきぶりって、恐いゲームとか映画とか見て“こわい”が入り、それを日常で見て更に“こわい“が重なって今、最大なんじゃないかな」なんてことを話されていたのと、
目の前でどう見てもごっきーよりもえげつない生き物に、一切の恩情を掛けずに叩きのめされている冷静さに、
私は引っ張られていたのだと思うのです。

母に凍らせるスプレーを聞くも分からず、
しかなたい、
と、
かなり殺傷能力の高い毒をお見舞いすることに。
瞬殺、とはいかず、この毒はずしんずしんとこのGの身をいたぶって殺してしまう。
私に更に勇気さえあれば、即死を叩きこめただろうに。
苦しめてごめんよ、と思いながら階段へ逃げていく(這っていく)ごっきーを追いかけ、階段を落ち、腹を見せながらも逃げ、落ち、を繰り返す。
Gが踊り場まできたとき、
凍らせるスプレーが切れていることを知らせた母を素早く廊下の端に寄る様に言い、私は手に持っていた小さなゴミ取り様の箒でGを玄関先へと放り投げたのだった。
それでも死なないG。
なんて生きる力の塊なんだ、、、と思いながらも、
隣の部屋でびびる長男に静止をもとめ、
母にドアを開けるように指示。
ひっくり返り、息も絶え絶えのごっきーをそっと塵取りに履き入れ、
母の庭の方へと再び投げた。
せめて死ぬときは土の上がよかろうかなと。

そういえば、数日前にいった講演会の椅子の間にも、
今にも息絶えそうなごっきーがいて、
ご婦人ばかりだったので私が母からティッシュを貰い、
手でつかんで一階の外の土のある場所へとはなしたっけ。
あの子も、静かに土の揺り籠へ戻っただろうか。。。

なんて思いを馳せつつ、
中村さんと梶田さん(メインMCさん)には本当に心から感謝し、
眠りについたのでした。

そろそろ動いていてもティッシュでとらえられるくらい、
ごっきーに親近感?かわいさ?を感じ始めている私です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?