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朝一。本当に、にょきっと、布団の敷き布団の中に足が入ってきた。
次男(五歳)の足だった。
どうして子供っていうのは、布団を着ないんだろう。
さらにうちの次男は寒くなると次男は掛け布団じゃなく、敷き布団にもぐる癖がある。
おかげでモグラのように下が浮き上がるからこっちはびっくりする。
今日はそんなわけで四時に起こされた。

今日から私は仕事始め。
店長がお正月くらいはみんなゆっくりしよう!!ということで、うちは毎年けっこうきちんとお休みがある。
一年で一番しっかり休める時期だけど、休み過ぎて仕事に戻れるか不安になる。体は休まるんだけど。
フルタイムで働いて、子供の相手もして、家事もしてとなかなか大変だ。
夫が去年の終わりから家で仕事をする方向に舵をきった。
まだ収入にしっかりと結びつかない。
それでも食事や買い物、子供のことなどを任されてくれたのでとても助かっている。とくに長男は夫ラヴなのに、飲食を仕事にしていた時は一週間に一度くらいしか会えず、夫も子供の寝顔くらいしか見られず、お互いに、でも特に長男にとってそれがしんどいものだったみたいだ。
小学校に上がって、一年目は先生が若い男の人だった。とても長男を可愛がってくれて、長男もとても懐いて、学校が楽しいと長い休みはちょっとがっかりするくらいだった。今思うと、夫に甘えられない分、先生に甘えていたのかもしれない。
二年生になって担任が変わって私より少し年上の女性になった。少し怖い印象があるが、子供のために叱ってくれる先生だと思う。でも長男にとって大好きだった先生と別れ(違う学校に転任してしまった)、寂しさが大きかったのだと思うが、最初の学期はあまり学校が楽しくなさそうだった。
勉強も難しくなり、どうも沢山の子供と一緒に勉強が難しい気質らしく、何度か先生と話しあいがあった。特別学級にいくには学力があり、一人で勉強するには遅れがでてしまう。そういう位置らしい。障害ではないけれど、気が散りやすく、好き嫌いで集中ができたりできなかったり。このままだと高学年になるにしたがってついていけなくなるだろうと言われた。
長男ぐらいの程度にひとり教師はさけない。
小さいころから、長男は他の子供より覚えるのがゆっくりだった。
一か月でできるようになる子がほとんどの中、長男ができるようになるのは一年後だった。嬉しそうに、でもできるようになったことを見せてくれる彼に、私は喜び褒めちぎるしかできなかったけれど、他になにかするべきだったのだろうか。
勉強ができない、でもしなければいけない、宿題が終わらない、遊びたい、気が散る、すると祖母がめちゃめちゃ怒る。怒られ続けるから、気持ちが荒む。忘れ物が多く、朝から祖母が見てくれるけれど怒りながらだから余計いら立つ。私が早く帰れた日はいっしょに用意をしてやれるけれど、遅いと夜はお風呂と絵本を読むくらいしかしてあげられなかった。
そんな日が続き、なんだか顔がちょっと変わってしまった気がしていたのだけれど、夫が家にいるようになってその顔がまるまると柔らかくもどった。
私は夫の分の少しの穴埋めに時間を増やしてもらった。けっこう疲れる。物を書くのも、仕事の中休みくらいしかなく、読むのも寝る前の少しの間だけになった。それでも帰ってきて子供二人がにこにこ楽しそうなのはいいことだと思う。期限付きの時間増加だし。



休みの間、連続でここに書けた。
できたら仕事を始めても毎日書きたい。
次男にけり起されたら、こうやって時間も作れるし。
ちょっと眠たいけれど、今日も楽しく頑張ろう。



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