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ニューヨーク市、スペシャライズド高校(Specialized High School)のネガティブな話

ニューヨーク市の公立高校には「特別」な高校が9つあります。
Specialized High School(スペシャライズド・ハイスクール)と呼ばれています。
一般の子ども達よりも「頭が良い」と言われる子ども達が通う学校です。
9校のうち1つはアート系で、そこに入るにはオーディションを受けないといけません。

誰でも入れますが、スペシャライズドの高校に入りたければ専用のテスト(SHSAT)を受けないといけません。

テストは700点満点で、スコア次第で行ける学校が変わってきます。

例えばA校に行きたければテストの点数が550〜650の点数を出さないといけない。B校は500〜600点くらい……と学校によって点数が微妙に変わってきます。
なので前年度の行きたい学校の点数を踏まえて、そこに向けて頑張るという構図。

とはいえ、最低でも400点以上ないとどこの学校にも入れないはず。毎年変わってくるだろうから、ハッキリしたことは言えません。なのでみんな塾に行ったり家庭教師をつけたりして勉強するんですね。

ただ不思議なのが、過去に満点を取った生徒がいない、ということ。
意味わかります? 満点を取られたことがないテスト!
息子に訊いても、他の子に訊いても答えは同じ。

誰も満点は取れない。

謎すぎる。
テストの目的は何なんでしょうね?

さて、ぼーっとしていてもテストで点数はでないので、テストを受ける1年前から、いえ、7年生(日本で言うところの中学2年生にあたります)になったら、SHSAT専用の塾に行ったり、家庭教師をつけたりします。もちろん学校によっては放課後に対策クラスを開いたりもしています。

そこで問題になってくるのが

・子どもが行きたいのか?
・親が行かせたいのか?

になるんですよね。

我が家の場合だと、もちろん私も行けたらいいなーと思っていたのですが、息子も「○○に行きたい! だからテストはイヤだけど、できる限りの努力はする」と言っていたので、強制はしていない……です。

結果としては息子は希望していた高校に入れなかったんですがー、入らなくってよかったと思っています。

それはなぜか?

とにかくネガティブな話をたくさん聞きました。
もちろんポジティブな話もあるんですけれど、残念ながらネガティブな話には打ち勝てませんでしたね。

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2006年生まれのアメリカ人とのハーフの男の子のいるシングルマザーです。日々限界突破でNY生活中。息子の反抗期が終わって新しいことを息子と考えています。