鶴見線・国道駅とベイエリア散歩(その2)
前回の記事は、戦前に建造され今も当時の雰囲気を残す、鶴見線・国道駅の様子の写真を掲載しました。今回は、その続きです。国道駅で鶴見線のダイヤを確認したところ、鶴見線は昼間の電車の本数が極端に少ない事に気が付きました。当初は、都心のローカル線の異名を持つこの路線の駅を全駅踏破したいなぁと考えていましたが、それには綿密に電車のダイヤの計算をして、本数の多い時間帯に出かけなければならないという事で、事前の準備が足らなかったことに気が付いたのですが、ならば、もう一つの名物駅の海芝浦駅には行ってみたいという事で気持ちを切り替える事にしました。しばらく電車を待つ事にはなったのですが、海芝浦駅には行く事ができました。
いきなり海です!
海芝浦駅は、ホームがそのまま海に面しているという事で絶景ポイントとしても有名なのですが、実際に自分で訪れてみるとやはり感慨があります。遠くに首都高湾岸線の鶴見つばさ橋が見えます。右端には横浜ベイブリッジも確認できます。
上の写真が海芝浦駅のホームの様子です。本当に駅がそのまま海に面している事が分かると思います。海芝浦駅は、東芝の工場の敷地内にあるという特殊な立地上、外に出られるのは、工場の関係者のみとなっていて、一般の人が出られる場所は、駅に併設されている公園のみなのと、タクシーやバスの乗り入れも無いので、海の景色を満喫できるのは、電車が停車している間だけになります。しばらく海風にあたりながら、行き交う船などの写真を撮ったりしました。
さて、一応目的の駅に辿り着き、海を眺めて気分も良くなったのですが、まだ日が高い時間帯で、これからどうしようか?と思案しました。なんとなく海沿いの風景を眺めたいという気持ちが高まったので、一旦鶴見に戻って、そこから大井町に出てりんかい線に乗り換え、お台場に出てみる事にしました。目的は、レインボーブリッジの遊歩道です。
お台場に到着しました。夕方の少し前の時間帯で、湾岸の夜景の写真を撮るにはまだ早い時間帯で、どうしようかな?とも思いましたが、この日はレインボブリッジの遊歩道のノースルートを歩いてみる事にしました。
レインボーブリッジ遊歩道のノースルートの入り口あたりでの写真です。ここから、先に見える橋をズンズン歩いて行きます。この日は快晴という程ではない晴れという感じの天気でしたが、そこまで暑い感じではなく歩く事ができました。
北東の方角を振り返るとビルの谷間にスカイツリーを見る事ができます。
いよいよレインボーブリッジの吊り橋部に近づいて来ました。巨大な建造物はカッコイイですね。
海の方を眺めると、松本零士デザインの遊覧船が航行していました。
豊洲大橋が良く見えます。
晴海埠頭方面を眺めてみます。
遊歩道からの眺めは橋の高さも相まって気持ちの良い景観なのですが、吊り橋部分の遊歩道は、柵に覆われていて、あまり撮影ポイントという所はありません。遊歩道の距離は約1.6kmほどとの事ですが、ゆるやかな坂になっている橋梁を歩くと結構距離を歩いた気持ちになります。
遊歩道の終わりに近づいた所から、柵越しに東京タワーを撮ってみました。汐留のあたりのビルの再開発の波に東京タワーが飲まれている様に見えました。
レインボーブリッジ遊歩道を降りてからは、ゆりかもめの芝浦ふ頭駅に出て、そこから帰途につきました。暑い夏の日の散歩カメラという事で、出かける場所を絞って歩こうと思っていた割に、この日は15km程歩いた記録が出ていて、心地良い疲労感があった日だったと思います。
鶴見線の路線を訪ねるのも面白いと思いましたが、東京のベイエリアもそこまで詳しいわけでもないので、また歩きに出かけたいものです。レインボーブリッジの遊歩道は、夜間になれば、街の夜景が見応えありそうなので、次は夜景の写真を撮りに訪れたいですね。
では、また次回の記事で!