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迷ってもいいけど悩んだらだめよ。
どの小説だったか忘れたけど、ずっと自分の中に残っている言葉。
どこで読んだのかも、表紙さえもまったく覚えていないのに、内容だけはなんとなく覚えてる。
「タイに行った駐在員が恋に落ちる物語」。
不倫だったけど。
不倫の小説の中から「迷ってもいいけど悩んだらだめよ。」という言葉をピックアップすると、奥さんを選ぶかその不倫相手を選ぶか、みたいな状況なんじゃね?と推測されそうですが、たぶん違う。覚えてない。
そんなことはどうでもよくて、この言葉は人を救う、という話。
「迷う」と「悩む」の違い
私の解釈ですが、
「迷う」というのはすでに答えを知っている状態。そして動いている状態。「悩む」というのは答えを知らない状態。そして動いていない状態。
どっちにしようかなー、が「迷う」
どうしよう、わからない、うわああああ、が「悩む」
例えば、
「生ビールor角ハイボール、どっち飲もうかなー」、は「迷う」。なぜなら何かしら飲むことは決まっているから。そしてどちらを体内に流し込むかを考えている時点であなたは今、そこらへんの居酒屋にいる。
「彼氏に浮気された、もうどうしていいか分からない、、、」は、「悩む」。なぜなら思考停止ボタンがしっかりと押されていて、考える気もない。別れればいいのにね。もしこれが、「浮気されたけど別れようかな、それとも許そうかな」となれば別の話。
どんな自分になるべきか悩む時がある。
インスタグラムの写真を投稿するときや、YouTubeの動画を編集してるときでさえ、「大好きだった元カノはきっとこういう僕のほうが好き」とか「自分に合ってるのはこっち」とか、頭を抱え、数時間悩み、投稿するのを辞めるときがある。くらだない。本当にくだらないけど悩む。
このnoteを書くのも、何度も開き、タイトルを書き込んで画面を数分見つめたあと、左上の閉じるボタンを押し、下書きだけが溜まっていく。頭によぎることをつらつら書けばいいのに。
悩むときは、人の目を気にしてることが多いのではないか、と思う。
会社を辞めるときも、たしか悩んでたっけ。
「悩んでる」から脱却するひとつの方法
悩みというのは不思議なもので、何を考えているのか分からなくなる現象が起きる。思考が波のように押して引いて、行ったり来たり。そして忘れた頃にまた激しく脈を打つ。
この厄介者を追い出す、たったひとつの方法がある。
それは「今これって悩んでるのかな?迷ってるのかな?」と自分に言い聞せること。これだけ。これだけでいったん状況が整理され、思考が次のマスへ進めよとサイコロを振ってくれる。
僕をなんども助けてくれた魔法の言葉を、お試しあれ。
※この言葉は病み属性とメンヘラには効果がありません。
Written by Akito
Photo by _jasminewho