チームGOMERAのGPレース施策の成果をまとめてみる(中間報告)

先日の同盟編集セミナーでのNovelJam屋台が、我々が2/1の前の実施を計画していた企画の、だいたい最後のものとなる。ということでここらで総まとめをしておきたいと思う。書いとかないと忘れちゃうから。

売上について

チームゴメラは、チームビルドが済んで真っ先に外に集まって、他チームに聞かれないよう用心しながら、価格を決めた。1000円にする作戦である。
詳しくはこちら参照→https://note.mu/akitext/n/nf9bd3022e7ad
価格により販売数がどこまで落ちるか気にしてはいたが、他の施策とのコラボが効いたのか、我々のコンセプトが受け入れられたのか、最下位まっしぐらということはなく、BCCKSの数字を見る限りでは概ね上位グループに居座ることができた。上位にさえいれば、売上ではトップが取れる。このぐらい達成できていれば、ひとまず、GPの資格がないとまでは言われないだろうと思う。具体的な数字が出るまではわからないが、概ね目標は達成しているように思う。

1. ネット上での宣伝活動

ステージ1として設定していたネット上での活動(参照:https://note.mu/akitext/n/na6f540d31d16)。これは最もベーシックなGP活動である。
【かわくも】
・ランディングページ(藤城) → http://cloudsdrift.strikingly.com/
 うまくできたように思う。作品のイメージをうまく表現できている。
・破滅派での投稿(波野) → https://hametuha.com/repo/30993/
 破滅派合評にかこつけて藤城作品を宣伝。ホームグラウンドで目立たせることができ、販促効果は大きかったはずだ。
破滅派のはめにゅーは多くの記事で支援してくれた。ボス高橋氏、ホアンB氏には深く感謝している。
 https://hametuha.com/news/article/31037/ NovelJam現地レポート
 https://hametuha.com/news/article/31146/ 藤城孝輔インタビュー
 https://hametuha.com/news/article/31462/ オーディオブック制作速報
 https://hametuha.com/news/article/31466/ センコロ舞台化速報
 https://hametuha.com/news/article/31590/ ゴメラグッズ発売速報
【センコロ】
・トレーラームービーを制作中。素材は収録済み
【チーム】
・GOMERA日報(波野)
 毎日または不定期で、チームの出来事を中心に、NovelJamに関する各種イベントなどをTwitter上で告知、紹介した。
 https://twitter.com/search?f=tweets&vertical=default&q=GOMERA%E6%97%A5%E5%A0%B1&src=typd

2. リアルでの活動

ネットではない、現実世界での活動をステージ2と定義した。このステージは長期間、様々な取り組みを行うことができた。
【かわくも】
・POD制作。NovelJam屋台で販売
・豆本制作。NovelJam屋台でオーディオブックとセット販売
【センコロ】
・POD制作。NovelJam屋台で販売
・豆本制作。2種類制作。通常版はNovelJam屋台で前売り券とセット販売。回し読み版はステージ5の施策に投入
【チーム】
・Suzuriにて、各種グッズを制作(ほさか) https://suzuri.jp/hosakanao
  クラウドハウスロゴ
  センコロ紅茶ロゴ
  書影グッズ
  ゴメラグッズ
・NovelJam Reading Friday 8回開催(1/20現在7回)
 毎週金曜日に、3時間ほどNovelJam作品を2作ずつ取り上げて感想戦を実施。作品の内容だけでなく、当時の様子なども話題に上がった。
 浅草橋エディトリーを自由に使えるメリットを活用した。多い時は10名以上、後半になると作家本人やチームメイトの来場が増え、盛り上がった。NovelJam参加者ではなく、一般の方の参加もあったのがうれしい。
 各3時間以上やっているので、24時間以上はやっていることになる。よくぞまあそんなに話すことがあったものだ。
 告知ページ(ePAC名義)
https://peatix.com/group/73797/events?last_datetime=2019-01-25+10%3A30%3A00&last_id=595052&mode=past
 各回の模様はYouTubeで限定公開している
#1  かわくも✕みそしる 11/30
 https://www.youtube.com/watch?v=qiUJabrB5X4
#2  フェイポ✕まごころ 12/7
 https://www.youtube.com/watch?v=Z6MCpKo_We8
#3  しのエレ✕マイスマ 12/14
 https://www.youtube.com/watch?v=lK_fAQvf2z4
#4  リトラス✕みんくぎ 12/24
 https://www.youtube.com/watch?v=b-7qxLPkaAA
#5  ハコニワ✕ボックス 12/28
 https://www.youtube.com/watch?v=HXCpuprb08o
#6  りゃんせ✕いせいか 1/11
 https://www.youtube.com/watch?v=RygrJhvgP54
#7  ただおか✕いえいえ 1/18
 https://www.youtube.com/watch?v=CdWI05nXUHg
#8  あなボロ✕センコロ 1/25
 予定
・NovelJam屋台(復刻版)
 
第2回NovelJamで根木珠さん主宰で行ったNovelJam屋台を同盟セミナーの場所を借り、復活。他チームにも呼びかけてチラシ類の配布や物販を行った。
 GOMERAからは、
 センコロ前売りチケット豆本付
 かわくもオーディオブック豆本付
 POD2種を出品した。
・フリーペーパーに広告出稿
 金沢の学生フリーペーパーTwinkle(発行:地域学生メディア つづみ)に1ページのカラー広告を出稿した。石川県を中心に2,000部配布されている。
・舞台パンフレットのクリアファイルに広告出稿
 森山智仁プロデュースの舞台「アラサー魔法少女の社畜生活」の劇場配布パンフレットを収めるクリアファイルに広告出稿を行った(裏面)。「アラ畜」は、7公演の観客動員が450名ということで大盛況だった。

3. 続編戦略

作品世界を拡張するステージ3。センコロでは被害者視点での「MAYU」の真相を日記形式でリリースした。
【センコロ】
・光原茉理の日記(西河)
 殺害される側の視点で、センパイの日記が流出したという体でnoteにスピンオフ小説を連載した。本編だけではわからない細かな状況が見えてくるとまた違った楽しみ方ができる。1000円の本を繰り返し読んでもらうための施策のとして展開した。舞台公演では副読本として販売または配布する。
 https://note.mu/liquinishikawa/m/m30ff9c424a33 31ノート(1/20現在)

4. マルチメディア展開

オーディオブック、翻訳版、舞台化などにチャレンジした。2/1に間に合わないものも多いが、すべて具体的に進行している。
【かわくも】
・オーディオブック制作
 西河さんの人脈で、声優活動中の方々に協力いただき、収録。また、ミキシングも熟練者に依頼して高いレベルの音源を制作することができた。感謝。完成音源は、NovelJam屋台でCDに収録して販売した。今後は電子書籍購入者に特典としてのプレゼント配信や、ネット上での販売などを予定。
 キャスト やーまんZ https://twitter.com/yarmanZ
      神崎 綾乃 https://twitter.com/kk__aya
      浅葱 春人 https://twitter.com/Yuki_Yoshi_0420
 Mix     雨沢 慶  
・英語版制作
 フリーランス翻訳者の清水梨慧子氏(カナダ・トロント出身)に依頼して翻訳作業中。2月に翻訳完了し、3月頃発売予定。英題は未定。北米での代理人を探すことになるが、来日している英語話者に日本語に親しんでもらうための対訳教材として提供することも検討している。
【センコロ】
・舞台化
 第2回NovelJam参加者でもある森山智仁の演出・脚本での舞台化が決定。
 3月3日に豊島区某所で出演者オーディションを行う。
 5月11日・12日に池袋・木星劇場で4公演行う。時間は未定。
 NovelJam屋台にて、特別前売券を先行販売した。
 舞台化のいきさつはこちらを参照
  https://note.mu/akitext/n/n8b8355b3adf7
  https://note.mu/akitext/n/nbc68020c24d8
  https://note.mu/akitext/n/n4874e47cc821
 

5. バイラル拡散

口コミによる拡散を仕掛けるステージ。成否については判断が難しい。測定をどうするかは今後の課題になるだろう。
【センコロ】
・回し読みプロジェクト
 回し読み用豆本を24冊制作し、各方面に放流した。その後の行方は不明。いつか帰ってくるだろうか。
 https://twitter.com/yuki_yama8/status/1084814365679742977
【かわくも】
・公募プロジェクト
 かわくもに登場するクラウドハウスをモチーフにしたスピンオフコンテストを計画。モロゾフプロジェクトや、SCP財団のような多作者多方面展開を狙っている。審査員には高橋文樹氏、隙間社伊藤氏らが決まっている。賞金も準備している。

まとめ
「行こう! Gの向こう側へ」を合言葉に、GPに間に合うこと以外にも挑戦していくという方針で取り組んできた。舞台や英訳などはGP後にも残業として取り組んでいかなければならないが、NovelJamは本来、イベントとして終わりました、じゃあ完了、という割り切りができるものでもないから、それはそれでいいのだろうと思う。実際まだリサキの合本版とかこまごまと第2回の残務もあったりするわけですよ。ワハ。
かわくもオーディオブックの制作進行を西河くんがやったり、センコロのニュースを破滅派でも取り扱ってくれたりと、チーム内の連携はさまざまな形で有機的にできていたと思う。ぼくが戴冠式や同盟セミナーでチーム外にリソースを振り分けているときは、ほさかさんをはじめ両作者が独自に動いてくれてとても助かった。3人には心から感謝している。居残り残業に突き合わせて申し訳ないが、あと数カ月はチームメンバーとして拘束するので、覚悟して一緒に来て欲しい。ひとまず、「前半戦」お疲れ様でした。

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