まり作りは糸作りから
ごてんまりはリリアン糸を使って模様を作ります。
ただ、販売されているリリアン糸がそのまま使えるわけではありません。
一旦ほどいて巻き直して、糸をピンと張らせて使える状態にする必要があります。
まず、販売されている状態がこちら↓
5束1組になった糸が、薄紙に巻かれた状態で売っています。
リリアン糸なら何でも使えるというわけではなく、たとえば100均にあるような糸は使うことができません。
わたしはこの「八千代」という糸を使っています。
この糸を一本取り出してみます。こんな感じ。
この糸が、実は6本依り合わさって一つの糸になっています。
その糸から3本抜き出すイメージでほどきます。
一旦ほどくともう戻りません。
ほどいた糸は、軽くテンションをかけながら空き瓶などに巻き付けていきます。
リリアン糸でぐるぐるにされた空き瓶です。
このまま2日以上放置して、糸がピンと張るのを待ちます。
急ぐときは空きカンなどに糸を巻きます。その後お湯をいれてカンを膨張させ、糸が張るのを早めます。
こうして糸ができて初めて、ごてんまりを作ることができます。
糸がないとごてんまりが作れないので、糸作りは結構計画的に行う必要があります。