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「秋田竿燈まつり」のご紹介!

 秋田の夏の風物詩「竿燈まつり」についてご紹介します!

竿燈まつりの歴史について

 竿燈まつりの起源とされているのが、眠り流しねぶりながしです。夏の病魔や邪気を払う行事として行われてきました。眠り流しは、藩政以前から秋田市で行われていたようです。元々、笹竹等に願い事を書いた短冊を飾って町を歩き、最後に川に流すというものでした。これが、ロウソクの普及やお盆に門前に掲げた高灯籠たかとうろうが組み合わされて、独自の行事に発展し、竿燈まつりの原型となるものが誕生したと言われています。
 竿燈まつりは、東北三大祭りの一つに数えられています。毎年8月3日から6日までの4日間秋田市で開催されています。1966年に「秋田の竿燈」として秋田市指定文化財となり、1980年には「秋田の竿灯」として国の重要無形民俗文化財に指定されました。

竿燈まつりの「妙技」をご紹介!

額で支える様子

 竿燈まつりでは、竿燈を操る演技者「差し手」の技術が光ります。技としては、流し・平手・額・肩・腰の5つがあります。

  1. 流し
     流しは、差し手から次の差し手に竿燈を引き継ぐ際に、継竹つぎたけを継ぎやすいように支える技です。

  2. 平手
     平手は文字のとおり、手のひらで支える技です。添え手と利き腕でバランスを取り、高くかざして静止させます。


  3.  額では、手のひらにのせている竿燈を指の間から少しずつずらして額にのせる繊細さと、額に乗せた後の腕を広げてバランスを取り、足腰で踏ん張る力技に圧倒されます。


  4.  肩では、軸足と竿燈が一直線になるのが美しいとされています。


  5.  腰で扱うためには、かなりの修練が必要と言われています。熟練した差し手の中には、バランスを取りながら扇子を仰いで盛り上げる方もいるそうです。

腰で支える様子

 最も大きいもので、高さ12m、重さ50㎏になる竿燈を操る差し手の演技に圧倒されます。ぜひ会場に足を運んでいただき、迫力ある竿燈と差し手の妙技をご覧ください!

令和6年度ポスター

 竿燈まつりでは、技の美しさを競う妙技会として「昼竿燈」も開催されています。夜の竿燈はもちろんですが、昼竿燈もぜひご覧ください。
 会場案内等の詳細な情報については、秋田竿燈まつり公式サイトをご確認ください。

開催日時:8/3(土)~8/6(火)
  会  場   :エリアなかいちにぎわい広場(昼竿燈)、竿燈大通り(夜本番)
秋田竿燈まつり公式サイト☞ https://kantou.gr.jp