ハピネッツを導く人〜前田顕蔵HC〜
我らがハピネッツのHC
ケンゾーさんの第一印象は
ペップ元HCを止めている人だった(止められない)
先日ようやく
ケンゾーさんのインタビューが載ってる
ダブドリを購入した
(ヴィレヴァンで買ったよ)
このインタビューを読んで
ケンゾーさんへ
思い描いていたものに
答え合わせができた
もっと早く読んでおけばよかったと後悔している
さて、今回は
ハピネッツHC
前田顕蔵さん
についてクローズアップしていこうかと
まず、ケンゾーさんの人柄が
すごく好きだ
この人がハピネッツのHCになって
本当によかったと思う
好きだと思うところに
気持ち、つまりは人
この考え方を大切にしているところに
共感できるからだ
気持ちが伝われば、人は動く
忘れもしない
このケンゾーさんの想いを受けて
フルさん、マーシー(現シーホース三河)、
伊藤さんが
ケンゾーさんHC就任と同時に
ハピネッツに加入してきてくれた
マーシーがケンゾーさんの誘いを受けた時に
「情熱がすごかった」
とチーム加入の決め手を口にしたのは
もやは、懐かしくもあり
当時を知るブースターの記憶に残る言葉となっている
またフルさんがハピネッツに加入することを知った日には
ブースターが驚きを通り越して、
あの古川が本当に?ハピネッツにくるの…?
と半信半疑な喜びを抱いただろう
伊藤さんは今季契約の話を早々にされ
「(ハピネッツに伊藤さんが)いてくれなきゃ、話にならないから」
とケンゾーさんから伝えられたエピソードを話す
その声は本当に嬉しそうだった
チームにどれほど必要な存在なのか、
求めているかを選手に伝えきる
ハピネッツに
今季集まったメンバーは
ケンゾーさんが伝えた想いを感じとって
プレーすることを決意してくれたのだろう
選手も人間だもの
いろんな人がいるけれど
一番必要とされているチームでプレーしたい
そう思い
動かされるのが
選手としての心情ではないだろうか
NBAや代表で活躍していた選手が
チームにいれば
勝てるか
勝てるけど、
いざCSまで上りつめたとき
個のチカラだけでは勝てない
ましてや世界を相手にした時も
やっぱり勝つこと自体むずかしい
ケンゾーさんがハピネッツで目指すものは
就任当時から変わることはない
全員バスケでの勝利だ
チーム全員で日本一激しいディフェンスをして、
相手のミスを誘い
速い展開に持ち込んで点を取る
昨シーズン、上手くいった試合もあった
ただ、激しいディフェンスをする
全員バスケは
諸刃の剣でもあり
長いシーズンにおいて
日程の詰められた試合スケジュールや
長距離移動など
さまざまな要因もからんで、
選手たちに
明らかに疲れがみえて
足が止まっているようにみえた試合も
少なくはなかった
思うようにいかずに、歯がゆい
チームもブースターも
そんな思いがあったのではないか
また、僅差で勝ちきれない
幾度と同じ展開で
掴みかけた勝利が
手から溢れていった悔しい試合もあった
オフェンスはまだまだ
試行錯誤で発展途上
チーム全体で
シュート精度の良くないなど
試合の流れがわるい時間帯において
動揺せずに
どういうプレーをしていかなけばならないか
共通認識をもってプレーできるか
フルさんもよく課題として口にしていた
ケンゾーさんは昨シーズン
どれほど考えを巡らせたのだろうか
ただ、
ケンゾーさんの目指す
全員バスケ
このプレイスタイルで
勝つチームが見たい
そして強いチームへとなっていく姿を
応援したいのだ
ハピネッツは上をめざす過程にいる
成長を感じる部分と
まだ強豪チームに勝つには足りない部分
結果としては
チームとして
最多勝利で昨シーズンは終わった
さて、今季は
どうなるだろうか
ケンゾーさんは
オリンピックという大舞台で
Bリーグ唯一、チームのHCから抜擢され
日本代表の生命線ともいえる
ディフェンスを任された
このかけがえの無い経験を
今度はハピネッツへ
どのように
落とし込んでいくのだろう
どのように
チームを作り上げていくのだろうか
新たなメンバーの加入には
胸が躍った
はやく試合で活躍する姿がみたい
ディフェンスは基盤を築いた
もはや秋田といえば
激しいディフェンスのチームだと
皆が口をそろえるくらい
印象付けたであろう
オフェンス力
ここに今季は補強が入っている
そして今季の課題といえる
点を取らなくては勝てない
幾度と泣いた昨シーズンとは
ちがうものを
見せてくれるのではないだろうか
あとはもうただ、楽しみでしかない
采配をとるのは
我らが
ケンゾーさんなのだ
さて、もうすこしだけ
ケンゾーさんの人柄について
試合前
必ず行うことがある
ひとりベンチに座り、
ただ穏やかに
相手チームをじっくりと眺めるのだ
思考を巡らせているだろう
そのしずかな後ろ姿は
個人的に好きなケンゾーさんの姿だ
また、ケンゾーさんのインスタで
お子さんと遊びながらも
当時シーズン中ゆえに
チームのこと、試合の戦略とか、練習メニュー、来週のスケジュール…もう頭もいっぱい
目線は空を漂う
そんな姿を目にした
この動画をみて
よりいっそうケンゾーさんを
好きになったかもしれない
人間らしいというか
お父さんとしての姿とHCとしての自分
そんな二つの役割の狭間にいる
リアルな姿を見て
より素の部分にふれたからだ
当たり前だけど
生活のうえに
HCとしての姿があるのだなと
また冒頭の
ダブドリインタビューにて
自身が気をつけていることにおいて
“ちゃんとした人である”こと
を挙げている
選手たちを部下としてではなく、
人として接する
やってくれることを当たり前と思わないで
ありがたいと思っている
作っているもの
すごく労力を掛けていることを
理解していて
結局は
人との繋がりだと思っている
プロ選手として、
当然やるべき
上に立つ者からそんな一言で
すべてを片付けられることもあるだろう
勝利の一瞬のために
途方もなく
地道に行う日々のくり返しを
ただ、選手だって人である
選手の気持ちに寄り添ったり
互いの求めるものを
試行錯誤する
その過程でかけられる言葉に
相手を思いやる気持ちが伴っていれば
この人の期待に応えたい
共にひとつのものを成し遂げたい
そう思うのは
すごく自然なことだと思う
やっていることは
プロのバスケット競技
ただ、そこには
社会で人が
なにかひとつのものを
作りあげる中で
人と人の結びつきの基盤となる
信頼関係
で成り立っている
ハピネッツは
とにかくチームの雰囲気がいい
一番若手で加入した
ワンくんが
ハピネッツを選んだ理由に挙げるように
若手選手も自分らしさを出して
プレーできているところに
ケンゾーさんの
人柄の部分が
大きく影響しているだろう
仕事をするにおいて
人間関係はなにより大切だといえる
ハピネッツの
チームの信頼関係は
良好なのだろう
そんな様子が
こちらにもしっかりと伝わってくる
ケンゾーさんがHCでなければ
今のハピネッツのチームのカタチに
成り立っていなかったかもしれない
改めて考えると、
ちょっとゾッとする
雰囲気のよさを
チームに滲ませることができる
そんな人柄の
ケンゾーさんと仕事がしたい
この人についていくというよりも
共にハピネッツを
強いチームにしたい
高みを目指していきたい
そんな想いを
選手たちは抱いているのではないだろうか
同じ想いをもったチームの
先頭に
ケンゾーさんが穏やかな表情で
内なる闘志を燃やしている
そんな姿が
ハピネッツというチームに
とてもしっくりくる
応援せずにはいられない
我らが愛すべきチームの姿だ
今季、ケンゾーさんらしい
覚悟をもって
さらなる高みへとチームを
導いてくれるのだろう
どんな光景が広がっているのだろうか
このHCのもとで
一緒に目にしていきたい
しずかなる闘志を燃やす
指揮官が
きっと
クレイジーでピンクなブースターの
われわれを
まだ見たことがない景色まで
導いてくれるだろう