「まめ」になりたい、けども
まめ【忠=実/▽実】 の解説[名・形動]
1 労苦をいとわず物事にはげむこと。また、そのさま。勤勉。「―に帳簿をつける」「若いのに―な人だ」「筆―」
2 からだのじょうぶなこと。また、そのさま。健康。たっしゃ。「―で暮らしております」「―なのが何より」
3 まじめであること。また、そのさま。実直。本気。誠実。「いと―に、じちよう(=実用本位)にて、あだなる心なかりけり」〈伊勢・一〇三〉
4 実際の役に立つこと。実用的であること。また、そのさま。「をかしきものは…君達に、―なるものは北の方にと」〈落窪・四〉
ここまで「まめ」の項目をgoo辞典から引用。そもそも「まめ」=「忠実」ってすごいね?自分的大発見!
話は逸れたけれど、私は常々まめになりたいと思っている。そう、思っているだけ。友達Aが日記や家計簿をつけているといると言えば「まめだね~エライ!」なんて相槌を打つ。ある時、友達Bが年賀状のメッセージだけでなく絵柄や宛名までアナログで手書きしている(絵柄はスタンプやシールも駆使)と聞いたときには「真似できないな…」と感じ、さらに同僚Aが生年月日を聞いたらメモしてて部署内のメンバーの生年月日は大体覚えているという衝撃事実を聞いたときはもう「…(驚嘆のため息)」こんな感じ。
仕事に関しては自分でも割と責任感をもってそれなりに頑張ってると評価してあげたいんですけどプライベートがね。
LINEの連絡はほぼ自分から送らないし、友人との集まりの招集もいつもの友人任せ。友人が連絡くれなくなったらすぐ孤独になる自信がある。会社の人が車を変えたって気づかないし、仕事中関係ない話をするのも気が引けて社内の噂話にも詳しくない。人の名前と顔と家族構成と…世の中覚えることが多すぎる…そりゃ脳もシワシワになるわ。後々聞いてびっくりすることの多さや相手の変化(髪型とかメイクとか体形とか)に気づかないことの多さに自分でも辟易して、その度に「自分から連絡とるべきかな」「もっと周囲に興味を持たなくちゃ」とか考えながらまめな自分に憧れる。
でも、無理なんだと端からあきらめている自分もいる。どうせなれないって。私の中で「まめ」のハードルがめちゃくちゃ高い。まさにエベレスト級。
そもそも3日坊主常習犯(さらには2日坊主でもある)の私が何かを継続できる気がしない。(会社だけはもうすぐ10年続いて自分の最長記録更新してて偉い!花丸をあげよう!)コロナ禍で始めたYouTubeのストレッチ動画もダンス動画も続かなくてどれほど渡り歩いたことか…もう見てすらいない。根っからの根性なしで飽き性で面倒くさがりで、それが私なんだな。
結局は自分の中ではそんなに重要視してないってことなんだろう。友達は私の性格を知ってる仲のいい子が数人でいいし、忘れたら話を合わせるか(これがもう忠実ではない)聞き直せばいいし。
こんなんでいいのかって鬱々とすることもあるけど今生きてるし、明日も生きるし、自分のペースでいかないと疲れるからいいや。同じことを繰り返したって、まったく同じ日はないからそのうちバグが起こって素晴らしい生き方に目覚めるかもしれない。期待しているよ、未来の自分。
とか言ってそんな都合のいい未来は来ないのも知ってる。なんたってアラサーだから。のらりくらり生きて、必要に迫られたら頑張ろう。
余談で、「まめになりたい」の次に常々思っているのは「爽やかになりたい」です