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【ファッション】ロウ引きひもとガスひもの違い【靴ひも】
こんにちは。アキスケです。
今回はちょっとマニアックなお話です。
革靴の靴ひも、切れてしまって買いに行ったはいいものの
形や素材がよくわからなくて悩んでしまうことはないでしょうか。
そんな時のために、革靴によくある
ひもの種類と特徴について書いていきます。
知らないと選ぶのに時間がかかって困っちゃうこともあります。
特にお仕事用の革靴のひもを買い換えるときに参考にしてみてください。
革靴のひもの長さに関しては
商品パッケージの背面などに書いてあるので
これを参考に自分の靴に適した長さを選びましょう。
次に形をみると、「丸ひも」と「平ひも」という
種類をよくみると思います。
丸ひもは基本的にフォーマルな靴に
平ひもはカジュアルな靴に適しています。
お仕事用の靴で選ぶ場合には
特別に意図がなければ、丸ひもでOKです。
次にひもの製法の違いです。
商品名を見ると「ロウ引き」とか「ガス」とか
書いてあると思います。
「ガス」というのは、あまり聞き馴染みない人も
多いんじゃないかと思います。
このガスは「ガス焼き加工」のことを指していて
糸表面や生地表面にでている毛羽をガスの炎で焼いた加工のことです。
あとで特徴をまとめますけれど
焼いていることで表面がフラットで
ほんのりと光沢感があるという特徴があります。
いっぽうの「ロウ引き」の方ですけれど
こちらは表面をロウでコーティングしていることを指します。
「ロウ引き」の「ロウ」はロウソクのロウです。
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ガスひもとロウ引きひもの特徴についてです。
どちらもビジネス用の革靴に適した仕様なので
どっちを選んだから変、というのはありません。
自分の好みに合わせて楽しんでみましょう。
【ガスひもの特徴】
・毛羽立ちが無くフラットな表面
・ほんのりと光沢感がある
・使い始めからしっかりと結べてほどけにくい
・ロウ引きと比較して耐久性は少し劣る
・ロウ引きと比較してちょっとだけ高価
【ロウ引きひもの特徴】
・コーティングされているため毛羽立ちが起きにくい
・はじめ固さがあってしっかりと結ぶのが難しい
ひもに張りがあるので
結んだ端がピョンっとなりがち
・ガスひもと比較して耐久性が高い
・ガスひもと比較して少し割安
次にガスひもとロウ引きひも、
靴に通した状態で見た目にどのくらい違うのか
比べてみました。
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比べるとガスひものほうが
より落ち着いた雰囲気に映ると思います。
というわけで今回は
革靴に使う靴ひもについて
とりわけガスひもとロウ引きひもに
しぼって書いてきました。
繰り返しになりますけれど
ガスひもとロウ引きひも、どちらも
ビジネスシーンで使用して問題ない商品です。
だいぶマニアックなところになりますけれど、
こだわりをもって使い分けてみるのも
ファッションの楽しみのひとつだと
個人的には思っています。
それでは、また。