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免震装置を設置しました!~免震編~

令和6年8月に免震装置(めんしんそうち)を設置しました!

はじめに、交流拠点であり防災拠点でもある本施設は、地震など予期せぬ危機においても対応できる施設になることから、市内公共施設では初めての「免震構造(めんしんこうぞう)」を採用しています。

免震(めんしん)とは文字通り、「震(じしん)かられる(まぬがれる)」という意味で、建物を地面から離すことにより、地震の揺れが建物に伝わりにくくします。
その役割を果たすのが、今回紹介する「免震装置」です。 

免震装置の据付状況(全景)

免震装置は、基礎と建物の間に設置します。つまり、基礎(地面側)と建物は免震装置を介してつながっている状態です。地震で揺れたときは、免震装置が地震エネルギーを受け流すことで、地震の揺れが建物に伝わりにくくなる仕組みです。

次に実際に設置した装置の紹介です。免震装置は「すべり支承(ししょう)」と「鋼製(こうせい)ダンパー」から構成されています。
「すべり支承(ししょう)」は柱の下部にあり普段は建物を支えていますが、地震のときには建物をゆっくりとすべらせます。本施設には柱は24本ありますので、すべり支承も24基設置します。  

すべり支承の設置状況

一方、「鋼製(こうせい)ダンパー」は、すべり支承でゆっくり移動している建物を元の位置に引き戻す役割を果たします。本施設では建物中央部に2基設置します。

鋼製ダンパーの設置状況
すべり支承(左)と鋼製ダンパー(右)の設置状況

免震構造の建物は地震の揺れが伝わりにくくなることから、内装や家具への被害を小さくするほか、建物構造体も健全な状態を保てますので、施設の長寿命化にもつながります。
まさに防災拠点になる本施設にふさわしい構造です。

令和7年中の開設に向けて新築工事を進めていきますが、工事での様子などは「昭島市公式ホームページ」や「アキシマのアキチ ホームページ」に随時アップする予定です。

また、新施設の概要はこのホームページ(アキシマのアキチ)に掲載していますので、チェックしてみてください!

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