『秋ピリカグランプリ2024』ですまスパ賞を頂きました!!!
ちょうど『秋ピリカグランプリ』の結果発表と、自分の抱えていた公募の締切が重なっていて、ちょっと反応が遅れてしまいました。
改めまして
『秋ピリカグランプリ2024』ですまスパ賞を頂きました!!!
はそやmさんの「楽しいぞオーラ」につられて初参戦したピリカグランプリで、幸運にも受賞できて本当に嬉しかったです。
はそやmさん、引き込んでくれてありがとうございます(笑)
『紙』という、ある意味で非常にどストレートなお題だったので、そのぶん迷いましたね。そういう方も多いのではないでしょうか。
「手紙・折り紙あたりは、めちゃめちゃ多そうだしなあ……」
元々秋しばは、奇想天外で個性的なアイディアを生み出す才能がまったくないのです。だからネタが被ると不利なんですね。
だから途中から「あんまり人が思いつかないもの」にネタ舵を切り始めた時に、夜の散歩でふと思いついたのが「風船爆弾」。
ちょっと当時のネタ帳を見てみます。
ある程度の時間をかけて、思いつくままに書き加えていきます。ブレインストーミング的な。これを見ると、どうやら途中までは「紙婚式」と「ペーパードライバー」が有力候補だったようです。でも夜の散歩で「風船爆弾」を思いついた途端、ひっくり返された(笑)
あれこれネタを転がしている時、運がいいと「おおお!?」みたいな感覚に出会うことがあって。そうすると一気にイメージが湧いてくるんですね。
逆に言えばそういうイメージが湧くネタは、きっと何かお宝が埋まってるんだと思います。そこを丹念に掘り下げるといいことがある……かもしれない(笑)
風船爆弾を思いつくと同時に、「現代と対比させる」と決めました。風船爆弾そのものに焦点をあてた話ではなく。たぶんそれをやるには1200字は短いし、そもそも資料を調べる時間が足りないと思ったので。
そこで現代を象徴するものとして考えたのが「紙飛行機」でした。
でも細かいことよりも先に思いついたのが、
「ゆめをのせてひかりをのせてどこまでもとんでゆけ」の一文。
歩きながらこの文章が浮かんできた時点で「よし、これでいく」と決めました。
ちょっと解説になりますが、同じ紙でできたものを飛ばすにもかかわらず、昔の女学生さんたちが作った「ふ号兵器」は、爆弾を乗せていたわけですね。他者を攻撃するという、暗く残酷な物と思念を乗せて飛ぶわけです。それを繰り返してはいけない。
戦争を失くすのはなかなか難しいけれど、せめて子供が飛ばすものは、夢や光を乗せるものであってほしい。そうでなければならない。
それが創作の舞台裏です。
(後から著者が語るのは野暮ですね。すみません💦)
すまスパ賞を頂くにあたり、運営・審査員のお一人である卯月紫乃さんから、深い洞察と愛情に満ちた、書く者として胸に迫るご講評を頂きました。恐らくは私が使ったであろう資料を丹念に探し当ててまで、深く深く読み込んでくださったと推察いたします。
この場を借りまして、厚く熱く御礼申し上げます。
また主催者ピリカさんをはじめ、運営・審査員の皆さん。
ピリカグランプリの楽しさを伝えてくれたはそやmさんを始め、この企画に挑み、書き、読んだ多くの同志の方々に、心から御礼を申し上げます。
ありがとうございました!!!
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