ライター仕事で役立つ、文章の「型」はたったの2つでした/第3期京都ライター塾アドバンスコース・受講レポート【第1回:人の心を動かす文章とは?型を使って書く】
(1)自己紹介
講座はグループでのオンライン形式。今回一緒に学ぶのは、私を含めて6名です。第1回講座は欠席の方もいらっしゃったので、受講生4名とえずさんの5名で、画面越しに初めましてのご挨拶からスタートしました。
「SEO記事からインタビュー記事へと書く幅を広げていきたい」「読み手に伝わる書き方を学びたい」といった、書くことへ真摯な想いを持たれた受講生の方ばかりで、共感とともに背筋が伸びました。
(2)なぜ書くのか?文章のスタートとゴールを考える
今回の講座のテーマは「型を使って書く」。
そもそも、文章を書く際のスタートとゴールとは、何なのでしょうか。
つまり、ライターが書く文章は、ただの「読みもの」ではなく、「誰かに伝えたいことがあり、それを伝えて、伝えた誰かの気持ちを(いいふうに)変えていくためのツール」であるように感じました。
(3)“推し”をすすめてわかること
文章について考えを巡らせた後は、自分の“推し(モノ・人・場所・サービス等でもなんでもOK)”を、書く代わりに口頭で紹介するグループワークを実施。
「仏教のある暮らし」、「BTSの推しメンバー」、「あまり知られていないオススメ野菜」などなど、受講生それぞれの推しについて手短に紹介し、誰の紹介がグッと来たか?それはなぜか?を、お互いにコメントしました。
個人的には、自分の知らない推しの世界について、その人の実感を込めて生き生きと紹介されていたお話に、心惹かれたように感じ思いつつ…
グループワークをふまえて、改めてえずさんから、「気持ちが動く紹介とは?」について解説。それは、「その商品/サービスを買ったら、どんな“いいこと”があるのかをイメージできること」。そこに、個人的エピソード(書き手自身でも、使用者の声でもいい)があると、共感に繋がりやすいそう。
たしかにグループワークの中で印象に残ったお話は、個人的なエピソードが紐づいたものでした。
(4)いいことを伝える文章の型は、たった2つ
推しの例のように、いいことを伝える際の文章の型としては、以下の2つしかありません。
この型をベースに、個人的なエピソードを盛り込みながら書くことで、ビビットに印象深く読み手に伝えることができるということを、グループワークやえずさんの例文を通じて実感しました!
私はまだまだライター経験が少ないですが、これまでSEO記事を中心に執筆されてきたという受講生の方は、ふだん自身のエピソードを交えて書くことがなく、そのような発想もなかったとか。感情を取り出そうにも、1メートルくらいの分厚いフタがされている、とおっしゃられていたのがとても印象に残りました。
記事の内容によって、書き手の感情を入れたり入れなかったりと、書き方の使い分けができるようになるといい、ということも含めて、型を使って書くことを学んだところで、第1回講座終了です!
●まとめ
昨年のライター塾卒業後、ライター経験として、いくつか記事を書かせていただく中で、想定以上に完成に時間がかかってしまうことが悩みでした。
しかし、この型に当てはめることで、速く書くことができそうだと感じ、これからは、意識して取り入れていこうと思います。
えずさんや、受講生の皆さんから、講座のたびにどんな学びや刺激をいただけるのか、これからの半年間がとても楽しみです~!