フレーズ集からフレーズをピックアップするコツと使い方
フレーズを集めてくるときに一番は
ジャズレジェンドの演奏を耳コピして
その中から選ぶのが一番勉強になります。
ただ、そういう時間がないよという場合は
フレーズ集からとってくるのも良いと思います。
その場合は次のことに着目すると
とても使い勝手のよいフレーズになります。
それは。
休符が入っているフレーズを選ぶことです。
本にもよりますが
ジャズレジェンドの完全コピー譜の場合は
休符の入ってるフレーズを探すのは
そんなに苦労はないと思います。
ところがこれはあくまで経験上ですが
Ⅱ-Ⅴフレーズ集となると、
休符の入ったフレーズを探すのは
わりと大変だなという感覚があります。
フレーズ集によくあるフレーズはⅡ-Ⅴフレーズだと
2小節に8分音符がきっちり16個入ってるものが
比較的多いなという印象です。
ご自身がアドリブ演奏の中で
上手く休符も音として演奏できるという場合は
気にする必要がありませんが
休符が上手くいれられないという場合は
きっちり2小節に音が入っているフレーズを
集める事は控えておく方がベターだと思います。
例えばⅡ-Ⅴ-Ⅰとして、
Ⅱ-Ⅴの2小節に8分音符が16個入ったフレーズを
演奏してさらに次のMaj7のところでも
8分音が8個入ったフレーズを演奏するとなると、
よっぽどスイング感とかださないと、
かっこよくならないという感覚があります。
例)小節いっぱいに音符が入ってる場合
このフレーズに少しだけ休符を入れてみます。
例)休符を1小節目にいれた場合
少し休符を入れてあげるだけでG7の「シ(B)」に
かなり強いアクセントが自然と入りやすくなり
躍動感が出てきやすいです。
これは小節にいっぱい音符が入ってるものが悪い、
というのではなくそういうフレーズを扱うのは
自分の中でもアドリブ演奏ができるようになった、
という感覚があって初めて
そのようなフレーズを扱えるのかなと思っています。
ではどうしてフレーズ集には
休符が入ってるフレーズが少ないのか。
それはやはり本だから、だと思います。
本を手に取って買ってもらわないといけない。
パッと本を開けた時に
「このフレーズかっこ良さそう!」と
思ってるもらえるフレーズをつくらないと
本として見応えがないから、
なのかなと思います。
例えば次の2つを見ると
上のフレーズのほうがついつい使いたくなりますよね。
そういう「本」であるという特性から
フレーズ集からフレーズを集めてくる場合は
自分はどういう演奏をしたいのか
どんな音を求めているのか
ということをしっかり念頭に置いてから
探すことをお勧めします。
なので、どういう演奏とかまだ分からないよーという場合は
ぜひ、休符の入ったフレーズを集めることを
やってみてください。
私から一番発信したいことは
休符を上手く取り入れた演奏です。
flute・piano / aki
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