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コードトーンだけで演奏することを目標に。

アドリブフレーズを抽出する時に、

ついついテンションが多く入ってるフレーズを選びがちですが


アドリブ演奏を勉強する最初の頃は

とくにコードトーンで構成されたフレーズに

慣れ親しんでおくということをおススメします。


なぜかというと、コードトーンで構成されてるフレーズは

別の言い方をすると


少ない音数で豊かなフレーズを作り出している宝物のようなフレーズ

だからです。


あんまり大きな声では言えないですが、

例えばⅡ-Ⅴ-ⅠのⅤ-Ⅰはドミナントモーションになっているので

Ⅴのところでテンションがたくさん入れられます。


仮にⅤ7の所でミスタッチして弾きたい音じゃない音を

弾いてもⅤ7のテンションかコードトーンの音になっているので

変な感じにはならないと個人的に思っています。(多めに見て)


つまり、適当に鍵盤を鳴らしても

それなりに聞こえるということです。


ただ、Maj7などのテンションが

そんなに使えないコードの時に

それができるかというと、

できないです。


コードトーンを中心にしたフレーズがしっくりききます。


オスカーピーターソンはMaj7の部分は

コードトーンから構成されたフレーズを

良く演奏しているので参考にしています。


私自身もアドリブの勉強を進めていく中で

ドミナントフレーズで複雑なフレーズを

演奏できるようになったのに


Maj7のところでちっともかっこよく弾けない、

ということがありました。


少ない音数でかっこよく演奏するというのは

こんなに難しいことなんだ、

と初めてその時に痛感しました。


それは日本の俳句と同じです。

少ない言葉でいかに自分の表現したいことを表現するか。


それに気づいてから、フレーズを集めなおそうと決心した時に

一番最初に選んだフレーズがこちらです。

最初に覚えたフレーズ

こんな、なんてことないフレーズを

覚える必要あるのか?と

思われた方もいらっしゃるかもしれません。


けれど、このフレーズはめちゃくちゃ使い勝手が良いです。


アドリブ中に立て直したいとき、

呼吸をたっぷり入れたいとき、

出だしのフレーズとして。

色んな使い道があります。


何より、たくさんの休符があることで

裏のリズムを感じる足掛かりにもなります。


こんな覚える必要のないと思ったフレーズほど、

アドリブ演奏の救世主となります。


一度、だまされたと思って試してみてください。


このフレーズを演奏してしっくりこない場合は

リズムの感じ方やリズムの取り方に

ズレがあるということを

フレーズが教えてくれています。


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Aki Redmusic
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