私の地震対策の話なの その③地震対策グッズ紹介
最近、日本各地で、地震が多いので、
建築屋さんとして、考えた対策を
ネタとさせてください。
ようやく、第三弾、本命記事です。
でも、あんまり大したことないので、
いいやん、って思ったものがあれば、
ぜひ、何もない時に、備蓄・対策してください。
第一弾はこちら。地震への思いを綴っています。
第二弾では、建物について、書きました。
ハード面での対応について、です。
猫写真シリーズ、ただの猫好きです🐈
有事の際は、
ソフト面の対応が
とても大切だと考えています。
臨機応変に、対応できる、
ちょっとしたものを、
考えていただける、きっかけになればと、
切に願います。
これから、長雨も、線状降水帯も、台風も、
発生しやすい時期になります。
基本的には、地震対策ですが、
停電対策、有事対策を広く考えて
いただければと思います。
もし、これから、
地震、水害、火事、台風、土砂災害、
色んな災害を考慮して、
一番準備しておきたいのは、
トイレ対策です。
バケツ一つと、簡易トイレがあれば、
まずは、短期間なら、大丈夫かと。
❶緊急トイレ袋について
キャンプとか、長時間移動の車での移動など、
簡易トイレを準備されている方も
いらっしゃるかと思います。
どんなタイプでも構いませんので、
家に常備しておかれたら、
と思います。
この記事を書こうと思ったのは、
トイレでこの緊急トイレ袋を見たからです。
我が家には、もう二年以上、放置してます。
地震が起こると、自分の家は大丈夫でも、
道路の配管が壊れたりして、
下水道が健全かどうかは不明です。
上流から、流れ続けてくると、
復旧作業も、困難になります。
一時的に、どこかで堰き止めないと、
復旧作業はできません。
排水できる状況であれば、
水道が流れてこなくても、
トイレで用を足した後、
バケツにお風呂の水を入れて、
流せば大丈夫です。
少なくとも、
バケツはあった方がいいと思います。
バケツは場所をとるので、
折り畳みできる、シリコンバケツを
オススメします。
最悪、バケツがあれば、トイレにもなります。
子育てされているママさんなら、
有事の際、子供にバケツをトイレ代わりに
することも、あまり抵抗なくできると
思います。
どうしてもそのままに抵抗感があれば、
使わないナプキンや紙オムツの高分子吸収体を
バケツに入れて、重曹をたっぷり入れたら、
水分は高分子吸収体が吸い取ってくれて、
においは重曹が消してくれます。
古い紙オムツや使わなくなったナプキンも、
役に立つことがあると思います。
私がウダウダここで記事を書くよりも、
緊急トイレ袋の使い方を読んでいただいた方が、
わかりやすいと思いますので、端折ります。笑
②家具の転倒防止
地震が起こった際に、危険なのは、
実は、家具の下敷きになること、です。
建物は、前回第二弾で説明した通り、
だんだん丈夫になってきています。
それなりに新しければ、倒壊しないようになりました。
数年前、大阪の地震で、
亡くなった方が数名いらっしゃいましたが、
プールのコンクリートブロック壁が倒れて、
下敷きになってしまった女の子と、
自宅の、確か、本棚の下敷きになってしまった
男性の方だったと思います。
家具は、特に本棚や、食器棚など、
重たいものや、壊れると危険なものを
収納している家具は、転倒防止をお願いしたいです。
高く重くなればなるほど、
物は位置エネルギーがあるのと、
重くなればなるほど、
重力と速度の二乗に比例して、
運動エネルギーが生じます。
だから、高くて重いものは、危険です。
だから、私は低層階をオススメしたいのですが。
天井に吊っているものも、
壁に飾っているものも、
重いものはないか、一度ぐるっと
室内を見渡してみていただきたいです。
外せないなら、
固定度を上げる、
テープで落ちないように貼り付けるとか、
釘、ビスを増やして外れにくくするとか。
重いものは、床に。
軽いものだけ、上に。
倒れそうな背の高い家具は、転倒防止を。
写真のタイプは、壁に穴を開けないタイプです。
本当に効くかどうか、あやしいですが、
ニトリさんを信じたいと思います。笑
③カセットコンロ
現場で働いていたので、
カセットコンロは仮設事務所で鍋料理したり、
焼いたり、よく使い慣れています。
地震時は、おそらく、電気もガスも、
使えなくなります。
使えたとしても、使っていて、
余震でショートしたりすれば、
危険な場合もあります。
食べ物の備蓄があっても、
調理できないと、食べられないものも
多いかと思いますし、
暖かいものを食べられたら、
安心しますよね、多分。
カセットコンロは、使い慣れていないと、
ガスの入れ方がわからなかったりして、
無理にやると、ガス漏れなんてことも
あり得なくはないので、
購入したら、一度、家族でテーブルの上で、
お鍋とか、簡単なものを作ってみては
いかがでしょうか。
鍋さえあれば、ご飯も炊けます。
コンロさえあれば、何でも作れます。
家電がよく使われるようになりましたが、
ガスでの調理も、数種類くらい、
練習しておくのも、
ソフト面での対応かと考えています。
オール電化も増えましたが、
エネルギー全体の効率を考えると、
やっぱり、なるべくガスを使えるところは、
使って生活していきたいなと
改めて自分も反省しました。
電気を作るのには、
65%くらい、エネルギーをロスしています。
単純に説明すると、
お湯を沸かすのに、
必要なガスの三倍のガスを使わないと、
同じ量のお湯を電気では沸かせないということです。
電気会社さんは、わかっていて、
それでもオール電化をすすめたりしています。
東京では、オール電化はないそうです。
つまり、電気が逼迫するのがわかっている地域は、オール電化できないということです。
④水、お茶、食料
私はほぼ週末しか、買い物しないので、
まあまあ備蓄癖があります。
水は特に、宅配で飲み水を頼んでいるので、
少し多めに、発注しています。
毎月定期的にきますが、
一本は必ず残っている状態で、
次のお水を頼むように心がけています。
人間は、塩と水さえあれば、
かなり生きていけるそうなので。
最低限、水だけは、
飲み水を備蓄されてください。
地震が多い国だからこそ、
その対策は怠らないで欲しい。
何度も繰り返しになりますが、
私の目標は、災害時も、
自分の家にいるまま、生活を継続すること、
です。
一人暮らしとか、体が不自由な方とか、
避難所に行かないと無理な人が、優先される。
自活できる人は、
自分で自分の生活を守るだけの備えをする。
だから、家族には、とにかく、
たとえ連絡が繋がらなくても、
何日後でもいいから、家に集合しよう、と。
家に帰ってこれる家であって欲しい。
あくまで私の理想論ではありますが、
有事のこと、その対策のこと、
考えるきっかけになればいいなと思います。
1人の、建築屋さんとして、
一人の母として、
どうか、有事の際も、
安心して何とか平時に戻るまで、
暮らして頂きたいな、
と切に願います。
また熱く語り過ぎました。
停電対策と台風対策は、
長くなるので、
別途、記事を作成しようと思います。