菅野彰

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『菅野彰・著作一覧』(随時更新)

改めまして作家の菅野彰です。 エッセイと漫画原作、ライトノベル(今でいうキャラクター文芸かな)、単発のBL小説などまだまとめきれていませんが時々更新していきます。 今日も今日とて書いておりますよ。

    • 「兄弟LINEスタンプ」売上を全額能登に寄付します。(10/16 少し版リリース!)

      令和6年能登半島地震、令和6年奥能登豪雨災害で被災された皆様、犠牲になられた皆様にお見舞い申し上げます。 少し前から、友人向けに漱石先生と八郎さんの写真でLINEスタンプを作ってました。収益受け取らず方式です。 能登のことは長いかもしれません。 一生懸命仕事して寄付、もがんばるけど、こういうこともしてみようかなと思い立ち申請してみました。 10/16追記 第一陣は、そんなにたくさんは使われないかなと思いチャリティーなので高め設定にしてしまいました。ありがとうございます。

      • 「BLに関わる全ての方に謝りたいこと」(2015/11/11)

        ※この日記は「朝彦と夜彦1987」初演の後に書いた日記です。昨日ボーイズラブのことを書いたところ覚えていてくださった方がいらして、そうだったとわたしも思い出したのでnoteに移しました。 以下でございます。ただの日記です。ぼちぼち十年が経つのだね。  ただの日記です。  企画さんと、中屋敷さんと、制作さんと、四人で打ち合わせしたときのことでした。  私が基本BL作家だということで、私を知っている方、もしくは私のことを検索した方などだと思うのですが、 「このリーディングドラマ

        • 「ボーイズ・ラブ」

          途中までpixivfanboxに限定公開で書いてたんだけど、noteに書くやつかなと思ってこっちに移した。 「BLとはなんぞや」  三十年BL小説を書いてるけど、一度も誰にも問われたことがない。  ないんだけど、わたしは「こういうもの」っていうのは最初から持っていたのであった。  誰にも訊かれてもいないのにいま書く。  わたしはだいたい七十年代から八十年代の少女漫画で思春期を過ごした。そういう中で「花とゆめ」や「lala」に掲載されている偉大な先生方の漫画や、その先

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        『菅野彰・著作一覧』(随時更新)

          「天空の城ラピュタ」(1986)/昨日観たわたしのただの感想

           感動すると感想を書きたいという病。  ただの感想ですがネタバレを含みます。  長らくテレビが映らなかったので、「金曜ロードショー」を観る習慣がない。ないのだけれど金曜ロードショーでやったのでラピュタの話題が目について、持っていたDVDを昨日観た。  このDVDを何故持っているのかが謎である。何故なら久しぶりに観たら、わたしはラピュタをそんなに何度も観ていないことがわかった。ナウシカやトトロは「次この場面」だとわかるくらい観ているけれど、ラピュタは途中覚えていないところが

          「天空の城ラピュタ」(1986)/昨日観たわたしのただの感想

          「明菜ちゃん」

           今日はここのところものすごい勢いで書いていた小説を休む日にして、そんでnoteを書いている。書くモードの時期の、よくあるパターン。でも結構久しぶり。この熱量。  90年代に、わたしと同い年の女優さん(俳優さん)が、理由は全然覚えてないけどものすごく嫌われていた。個性的で印象的な人で、今もご活躍ならお名前を書いてもいいと思うんだけど日本にはいらっしゃらないので書かないでおく。  インターネットもなければSNSもなくて、多分雑誌をツールにして同世代に驚きの勢いで嫌われていた。

          「明菜ちゃん」

          漱石先生と八郎さんのトートバッグ【絵・南野ましろ】(6月30日まで受付で受注生産します)

          サイン会用に南野ましろちゃんに絵をいただいた作ったとてもかわいいトートバッグ(本をガンガン詰めてね!)を、 #booth_pm にて受注販売します。 6月30日まで受付で、7月10頃発送になります。 ごめんなさい昨日ここが、6月10日発送になっていて、わたしのミスです! 本当にごめんなさい! ひと月楽しみに待ってやってください。 もともとみなさまにお礼がしたくて、しかも南野に絵をもらって作ったものなので、たくさん売れても収益が出ない値段設定にしております。全体には赤字にな

          漱石先生と八郎さんのトートバッグ【絵・南野ましろ】(6月30日まで受付で受注生産します)

          『色悪作家と校正者の結婚』刊行記念サイン会/今野書店さんにて5月25日 14:00から16:00

          最終巻なのでできればみなさんにお会いしたいよ!というのと、このシリーズが西荻窪を舞台にしているのと、今野書店さんがとてもとても素敵な書店さんなのとで、リアルサイン会です。 要項はこちらになります。 日時や場所が合わない方もいらっしゃるかと思います。わたしも残念です! またいろいろ考えたいです。 もしこの日この時間にいらっしゃれる方は、よかったら気軽に遊びにきてください。 ゆとりのある二時間にしたいと思っています。企画なども聞いています(詳細は後程かも)。 最終巻なので、

          『色悪作家と校正者の結婚』刊行記念サイン会/今野書店さんにて5月25日 14:00から16:00

          『色悪作家と校正者の歳時記』電子連載スタート

          『色悪作家と校正者の歳時記』 6月21日から、各電子書籍サイトにて電子連載がスタートします。 「色悪作家と校正者の結婚」 で、「色悪作家と校正者」は完結しています。 同時代を暮らす登場人物たちのその後の日常を、本、食、お酒、木や花、そして猫とともに歳時記として綴っていきたいというわがままを聞いていただきました。 わたしも初めての電子限定連載で、読んでいただけるのか不安でおります。場をいただいて書かせていただいているので、読んでいただけたら本当に嬉しいです。 ずっとと言いた

          『色悪作家と校正者の歳時記』電子連載スタート

          『色悪作家と校正者の結婚』シリーズ最終巻の特典解説です。

          「色悪作家と校正者」シリーズ、最終巻です。 ・書き下ろし「色悪作家と校正者の祝言」 たくさん書いてしまい本体価格が上がっております。ごめんなさい! この書き下ろしは、文庫でも電子でも必ず読めます。 ・【紙書籍/協力書店で購入した方のみ】書き下ろしSSペーパー 協力書店でお買い上げいただいた方に、書き下ろしSS、 「色悪作家と校正者の子猫暮らし」 を掲載したペーパーをプレゼント。 ・電子版/電子書籍ストアhontoでの電子版特典。 「色悪作家と校正者の婚礼衣装」 を書き下

          『色悪作家と校正者の結婚』シリーズ最終巻の特典解説です。

          「風の谷のナウシカ」(1984)

           久しぶりに観た。  今年になってレンタルで、久しぶりに「となりのトトロ」と「魔女の宅急便」を観たら以前と違う感想があった。  でも「風の谷のナウシカ」は自分にとっては普遍なのではないかと思いながら観たら、今までと違うところで泣いた。  私にとっては一点の曇りもない不朽の名作だ。  中学生の頃映画館で観たときは、 「ものすごいものを観た」  と、終映しても立ち上がれなかった。  高度成長期の工業汚染問題が当時様々な作品に反映されていて、その一群の中の骨頂だと思った。  今

          「風の谷のナウシカ」(1984)

          「そこには司さんもわたしもいないのだけど、しだれ桜を植えたのであった」

          「ちょっとー! やめてよー!」  という松崎司さんの声を聴きながら、しだれ桜オーナーになったのであった。  個人オーナー七万円です。 「引っ越しでお金かかってるのに、よしなさいよー」 「うるさい。勝手に植えるのだ」  と、昨年オーナーになり、今年無事植樹されました。  順調にいくと来月咲くそうなので、もちろん今年じゃなくても桜を見にきてください。  ここは、司さんと歩いて司さんが、 「飽きたわ」  といったしだれ桜通り。世界一を目指して延長中のプロジェクトがあり、前々からし

          「そこには司さんもわたしもいないのだけど、しだれ桜を植えたのであった」

          『14年目の気持ち』

           東日本大震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。  また、令和六年能登半島地震でお亡くなりになられた方々、まだ被害の渦中におられる皆様に、お見舞いを申し上げます。  元旦、わたしが住んでいる土地でもかなり大きく揺れました。  丸十三年が経とうとする元旦にやっと気づいたことがあります。  地震に遭遇すると、自分が完全にフリーズしてしまうということです。令和三年の福島沖地震の時にも、しゃがみ込んで動けなくなりました。  今年は

          『14年目の気持ち』

          『結まつり』/西会津国際芸術村

           禍のわたしにとっての最大の功罪の功は、西会津町と西会津町の人々との出会いだと思ってる。  西会津町に初めて足を踏み入れたのは、『注文の多い料理店』だった。  2020年。禍に最も揺れ、騒ぎ、なんなら荒れ果てて萎んでしまいそうになっていた心を、手当してもらった。  その『注文の多い料理店』でかわいい白い犬の役割を果たしていた西道紗恵さんと、わたしが新居のリフォームをお願いした建築士の佐藤雄太さんが、2023年の五月に西会津国際芸術村の校庭で『結まつり』という結婚のお祝いの

          『結まつり』/西会津国際芸術村

          『西荻窪ブックカフェの恋の魔女 迷子の子羊と猫と、時々ワンプレート』(集英社オレンジ文庫)2024.2.19発行

          おいしい本。 月子とお花に会って、もしよかったら友達になってやってください。 女の子主人公の小説書きませんかと言っていただいたのが、2019年。 ブックカフェにしようと決めて書き始めたらあいつがやってきた。 コロナ禍。 「カウンター越しに会話する世界は戻ってくるのかな?」 といったん筆を止めている間に、空色カフェや西会津国際芸術村との出会いがあって去年わたしは人生で初めてケーキを焼いたのであった。 レシピアドバイザーを空色カフェの真弓さんにお願いしました。 時

          『西荻窪ブックカフェの恋の魔女 迷子の子羊と猫と、時々ワンプレート』(集英社オレンジ文庫)2024.2.19発行

          「高河ゆんさん」

          写真はわたしが、 「なんか若者がこういう写真よく上げてるよね」 と並べて撮って、 「なんか違う」 と評された写真。 今回ゆんさんがきてくれました。 昨日も話したみたいにたくさんお喋りしたけど、会ったのは何十年かぶり。 ここのところのゆんさんの三行日記を読んでいて、ふとわたしがゆんさんを誘ったのであった。 二十代の頃に知り合って、お互いそこから三十年くらいが経ち。 五十代は本当に訃報が多い。ゆんさんの日記にも訃報への思いが綴ってあった。 それで、 「いつか会えると思ってた

          「高河ゆんさん」