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レッスンでのZOOM活用法

この災禍のなかで、やむを得ずビデオ通話アプリを利用したリモートレッスン…細かいニュアンスが伝わらず、ストレスを溜めていらっしゃる先生方も多くいらっしゃると思います。

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今日は、ピアノのレッスンでの、僕のZOOM活用法をお話しします。と言っても、いかにましな音質でZOOMレッスンをするか、というお話ではありません。いくら良い機材を揃えても音質には限界があり、生徒さん側に高いマイクを買っていただくのも非現実的なので、僕は、通常のようなリアルタイムのレッスンをオンラインでやることを早々に諦め、それに代わるやり方を模索してきました。

1.動画を送ってもらい、アドバイス動画を返信する

これは多くの先生方がやっていらっしゃるのではないかと思いますが、通話アプリを用いるより良い音質で再生ができますし、リアルタイムではないデメリットの反面、繰り返し復習できるメリットもあります。

2.送ってもらった動画を、ZOOMを使って一緒に鑑賞しながらアドバイスする

これは最近始めた方法で、ある程度曲が形になってきた段階ではきわめて有効です。ZOOMの「画面共有」ボタンから、「コンピューターの音声を共有」にチェックを入れ、送ってもらった動画を再生しながら、それを客観的に聴いてもらいつつ、さまざまな投げかけをしていきます。

自分の演奏を、コーチの解説とともに客観的に聴くのは、生徒本人にも勉強になっているようです。予想以上に効果があったので、ぜひ先生方に知っていただきたい方法です(この動画で表示される楽譜は、あとから動画編集時に加えたものです)。

3.ZOOMを活用した勉強会

僕のところでは、たまたま意識の高い中学生が4人来てくれているので、彼らと一緒にいろいろな方法を試し始めました。まず、プログラムノートの執筆と添削をし、それを読み合う会を始めました(音楽の言語化レッスン)。いまは、それの進化形で、ZOOM画面共有を使い、音楽を再生しながら同時進行でガイドしてもらう、という実習をしています。

このようなとき、YouTubeにスコア付きの動画をアップしてくれている人がいるのはありがたいですね…。

どうしても、演奏面でのアドバイス…音色のニュアンスやタッチの質感などは、リモートでは伝わりきらないものです。それはそれと割り切って、リモートでは、生徒の音楽の「知的把握面」を伸ばすことにフォーカスすると良いと思います。

(3)のようなグループレッスンは、年代が違うとなかなかやりにくかったりしますが、リモートレッスンは、(1)(2)の組み合わせで一定の手ごたえを得ています(リモートは、1回という形ではお受けせず、20〜30分を数回でワンセッションと考えています)。今は、対策しながら対面レッスンを再開しつつ、遠方の方はリモートを継続している感じですが、全国どちらからも受けていただけるメリットもありますし、ご興味のある方はお気軽にご連絡いただければと思います。

officekumo@gmail.com

言語化クラスのみ 4000円/月
リモートレッスン 7000〜10000円/ワンセッション(数回)
対面レッスン 5000〜10000円/回(学年・時間などに応じて)
対面orリモートレッスン+言語化クラス 3000円/月+レッスン料

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内藤 晃
音楽の奥深い面白さを共有したいと願っています。いただいたサポートは、今後の執筆活動に大切に使わせていただきます!執筆やレッスンのご依頼もお待ちしています(officekumo@gmail.com)。